ハーブ物語 金銀花(スイカズラ)のお話

ハーブ物語
金銀花(スイカズラ)のお話

「金銀花」は甘い蜜の味

「金銀花」というハーブを知っていますか? 別名は「吸い蔓(スイカズラ)」。

古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸うことから「スイカズラ」と名付けられました。
砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられていたようです。

スイカズラ類の英名はハニーサックル。
やはり海外でも甘いイメージです。
洋の東西を問わずスイカズラやその近縁の植物の花を口にくわえて蜜を吸うことが行われていたようです。

金銀2色の花を咲かせる「金銀花」

「金銀花」は、スイカズラ科スイカズラ属に分類される、半常緑もしくは常緑性の花木で、日本全国から東アジアの広い範囲に分布しています。

つるをどんどん伸ばして生長し、楕円形の葉っぱを左右対称に茂らせます。そして、初夏を迎えると、葉っぱの間からよい香りのする白い花を咲かせます。

花の大きさは5cmほどで、2つ並んで咲かせるのが特徴です。花びらは、上下2つに分かれ、時間がたつにつれて白(銀色)から黄色(金色)へと変化します。そのため「金銀花」と名づけられました。

とても不思議な花色ですが、風水学では、「金銀花」の名から、金銀財宝を表す縁起のよい花木と考えられています。

肌のくすみや老化を止める美容植物

中国でも「金銀花」は、昔から生薬、清熱解毒薬として使われてきました。
美容効果もあるとされ、かの有名な西太后は金銀花(きんぎんか)の煎じ液を作らせシワの予防をしていたとか。

そんなエピソードにふさわしく「金銀花」は抗酸化成分が多く含まれており、エイジングケアにすぐれています。
「金銀花」エキスが配合された化粧品は、肌のくすみを予防し、ハリのあるなめらかな素肌を守ってくれます。

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