「美肌菌」スキンケアで素肌美を育む

微生物の「腸内細菌」が体の健康にとって欠かせないものであるように、素肌の美と健康にとっても、微生物の「皮膚常在菌」が欠かせない存在であることがわかってきています。

「皮膚常在菌」は、様々な種類がありますが、とくに表皮ブドウ球菌は、肌に潤いを与えたり、肌荒れを防ぐ働きをしています。そのため「美肌菌」とも呼ばれています。

残念ながら、現代化粧品の合成成分がこの大切な「美肌菌」が棲みにくい肌環境にしています。今、急増している乾燥肌や揺らぎ肌は、「美肌菌」が少ないことが深く関わっています。

美肌菌を増やすためのスキンケアを見直しましょう。

乾燥肌は「美肌菌」の減少が原因

体調を整える腸内細菌の善玉菌と同じように、素肌の健康にとって欠かせないのが、「表皮ブドウ球菌」です。これは「美肌菌」とも呼ばれています。

そのわけは「美肌菌」が、次のような働きをするからです。

1. 保湿物質を分泌して乾燥から守っている。
2. 外界の有害物質から肌を守るために、抗菌物質を作り出している。

慢性的な乾燥肌や肌荒れに悩んでいる人は、「美肌菌」が少なくなっていることが考えられます。 ということは、「美肌菌」を回復させるスキンケアによって悩みを解消することが出来るのです。

合成成分が美肌菌を減少させている

今や乾燥肌に悩む人が多いため、多くの化粧品には、「潤い」や「リッチ」といった言葉が氾濫。肌を保湿するイメージを与える言葉がとびかっています。

たとえばあるメーカーの「リッチ」をうたうクリームの全成分を見てみましょう。

ドクダミエキスやオランダカイウ花／茎エキス、など一部に植物エキスが使われているものの、石油から作られた合成成分のオンパレードです。いくつもの合成界面活性剤（青色文字）や合成ポリマー（緑色文字）が使用され、そして合成防腐剤のパラベンが３種類（赤色文字）も配合されています。

パラベンは、化粧品の中に菌が増えるのを抑えているわけですが、肌の上の常在菌を殺傷してしまいます。

こうしたクリームを使い続ければ、ついには皮膚常在菌は完全に消滅してしまうことでしょう。 つまりクリームを使えば使うほど潤うどころか、かえって美肌菌が消えてしまう肌環境を作り出して、乾燥肌になってしまうのです。

肌の上の美肌菌が少ない人が増えている原因は、やはり現代の化粧品です。石油由来の合成成分が主体になっているので、美肌菌が棲める肌環境をわざわざ壊してしまっているからです。

怖いことに、乾燥や肌荒れは、シミやしわなどの肌の老化も促進してしまいます。

本物のオーガニックコスメで「美肌菌」を回復

乾燥肌や揺らぎ肌を改善するポイントは、「美肌菌」を増やすこと。

つまり「美肌菌」が棲みやすい肌環境を育むスキンケアです。

まずは、美肌菌を減らしてしまうような、自然界にない合成成分を使った化粧品を使わないこと。

そして「美肌菌」が喜んで食べられる（＝代謝できる）化粧品を使いましょう。

つまりは曖昧ではなく、天然成分１００％のオーガニックコスメを使うことです。

本物のオーガニックコスメは、肌の上の「美肌菌」を増やしてくれます。だからこそ、根本から素肌が健康になり、美しく整えられていくのです。

日本古来のオーガニックコスメで美肌菌を増やす

日本古来の美容法は、自然美肌力という考え方を大切にしていました。もともと肌には、美しく健康になる力が備わっているという考え方です。そして化粧品をその自然美肌力を助けるものだったのです。

つまり「自然美肌力」とは、現代的な視点から見るならば、まさに肌の上に棲んでいる「美肌菌」が棲みやすい環境を作ることを目指したものだったのです。

日本古来の「古式製法」を守るメーカー「漢萌」は、「自然美肌力」を活性化するために、発酵熟成という独自の考え方で化粧品を作っています。

発酵食品が「腸内細菌」を増やして整えてくれるように、発酵コスメは、「美肌菌」を増やすことによって、肌の美と健康を整えることを目指しています。