特に暑かった今年の夏、暑さが落ち着くと夏の疲れがどっと出てきます。
外の気温が高いのに、冷房の効いた部屋との温度差で体温調節機能に狂いが生じてきて、体調不良や不眠といった症状を秋まで引きずってしまう人も。
そんな時には、ぬるめのお湯にオーガニック入浴剤を入れ、ゆったりバスタイムを楽しみましょう。
ゆったりとした気分で、ゆっくりと体を温めることで、体調が整い、眠りも深くなります。
ただし、市販の入浴剤は、合成着色料と合成香料で、色と香りがつけられているものがほとんど。
最近は無色、無香料の炭酸入浴剤もありますが、成分をよく見ると、粉をタブレット状にするための結合剤PEG6000(ポリエチレングリコール6000)という石油原料の成分が入っていたりします。
合成成分を使用した入浴剤は、全身で「経皮毒」を受けることになり、かえって肌も体調も悪化しかねません。
自然のものだけで作られたオーガニック入浴剤は、入浴効果を高めてくれます。
とくに気持ちをリラックスさせたい時には、アロマの効能を利用した入浴剤がおすすめです。
植物の香りにはそれぞれの効能があります。ラベンダーやマージョラム、イランイラン、オレンジ、などの香りは質のいい眠りへと誘ってくれます。
アロマを入浴剤としてお風呂に入れることで、直接皮膚から、また蒸気として鼻から、口からと、3つのルートで体内に効率よく吸収できます。それぞれのアロマの働きによって、体調を整えるだけでなく、肌荒れ予防、くすみケアなど美容効果も期待できます。
バスタブにお気に入りの精油を数滴たらすだけでもいいですね。
また、無農薬の乾燥ハーブをバスタブに入れて、ハーブのお風呂を楽しむのもおすすめです。
自然の草花の香りに癒され、深くリラックスできます。
お庭で育てているハーブを乾燥させておいて、バスタブに入れてみましょう。
ハーブは、水道水に含まれる塩素の害を和らげる効果もあります。
ぜひ天然成分100%の入浴剤を選んでください。
岩塩や海水塩といった天然の塩には、カルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれています。特に死海の塩(デットシーソルト)は海水の10倍のミネラルを含んでいます。
ミネラルをたっぷり含んだ天然の塩は、新陳代謝を促進し、老廃物を排出してくれる働きがあります。
その結果、体調が良くなり肌もスベスベに!
ともすれば夏の間中、エアコンで知らず知らずに冷えてしまった体を、塩のお風呂は芯から温め、自律神経も整えてくれます。また塩は、電磁波のデトックスにもなるといわれています。塩のお風呂にゆっくり浸かりながら、パソコンやスマホで疲れた目を優しくマッサージすると目がすっきりとします。
天然素材の入浴剤としてもう1つおすすめなのが、備長炭のお風呂。
水道水に含まれる塩素は肌を酸化し、老化させます。備長炭を入れると、塩素や有機物を吸着してくれるばかりか、水の分子群が小さくなるのでキメの細かいやさしいお湯に。
また木炭はアルカリ性なので、アルカリイオンを含む温泉のようになります。さらに遠赤外線効果でからだが芯から温まります。
ゆったりオーガニックバスタイムで夏に乱れてしまった体の調子を整え、元気に秋を迎えましょう!