国産原料のオーガニックコスメをめざして
「フルーツルーツ」は、原料となるフルーツやハーブが純国産であることにこだわるオーガニックエステサロン&コスメメーカーです。
「フルーツルーツ」の代表、榎戸淳一さんは、仕事で全国のエステティックサロンをまわっていくうちに疑問を持つようになります。「なぜ多くのエステティシャンの手は荒れているのだろう?」「エステを受けた直後はきれいになっても、根本的には肌トラブルが解決していないのではないか?」
そんな時に出会ったのがオーガニックコスメでした。「対症療法的ではなく、肌本来の持つ力を引き出すホリスティックな考え方、それが環境配慮にまで繋がっていく」オーガニックコスメの考え方は、彼にとって大きな衝撃 でした。
オーガニックコスメの研究をするべく、 29 歳のとき、世界の最先端といわれていたニューヨークへ。そこで見たショップは、日本のオーガニックコスメの「地味、素朴」といった印象ではなく、「楽しく、華やかで、オシャレ!」 そんなオーガニックコスメを目の当たりにし、再び衝撃をうけました。
楽しく彩り溢れるオーガニックコスメを作りたい! そんな思いが「フ ルーツを使ったらどうだろう?」という発想につながり、オーガニックエステサロン&コスメメーカー「フルーツルーツ」を立ち上げました。
一般的に果物は見栄えのよさが重んじられるので、たくさんの農薬を使って栽培されています。榎戸さんが化粧品の原料として考えたのは、数少ない無農薬栽培の果物でした。いくつかの無農薬果物を栽培する農家と交流を持つうちに、規格外で市場に出せない果物があるということを知り、それを化粧品に使うことで無駄がなくなり、有機農家支援ともなることに気づきました。しかし化学合成物質を使用せずに結果の出る化粧品にすること、使い心地を良くすること、この両立は大変難しいものでした。試行錯誤を繰り返し2010年、ようやく「フルーツルーツ」の製品が生まれました。
化粧品の原料となる果物やハーブが純国産であることに「フルーツルーツ」がこだわるのには理由があります。日本には果物や植物がもっともパワーを得るために必要な「四季」があるからです。厳しい自然の中で育まれた果実や植物には生命力が漲り、女性の肌や心を美しく、若々しく変えていきます。季節の移り変わりを感じながら、自然からの贈り物を大切にボトルの中にこめて。さらに果物・植物が持つ香りを損なわず、女性の肌だけでなく、「心」にも美しいエネルギーをもたらします。