高温多湿の夏は食中毒が起きやすくなる

8月は「食品衛生月間」です。最近による食中毒発生は6月~9月に多発します。食中毒が増える理由は、高温多湿の環境は細菌が活発になるということと、夏バテなどによる体の抵抗力や免疫力の低下です。また食中毒の2~3割は家庭で発生しています。抗菌・殺菌・防腐作用のある植物や食べ物を上手に利用して食中毒対策をしていきましょう。

夏に起こる食中毒のおもな原因菌って?

■大腸菌

人や動物の腸や土壌に広く分布していて、通常は無害な寄生菌だが一部の大腸菌が食中毒を引き起こす。

■サルモネラ菌

広く自然界に分布しているが熱に弱い。加熱不足の卵・肉・魚が原因となることが多いので、調理の際には火通りに気をつける。

■黄色ブドウ球菌

ふだんから人や動物の皮膚にいる常在菌だが、食品に入ると毒素を発生して食中毒の原因となる。

予防と対策

◆手洗いをキチンとして清潔を保ちましょう。
◆肉や魚に使った調理器具を、サラダなど生のまま食べる食品にも使うときは、洗剤でよく洗ってからにしましょう。
◆よく加熱してから食べましょう。
◆食品は冷蔵庫で保存するなど環境温度に気をつけましょう。