香水、アロマ、化粧品、シャンプー、リンス、芳香剤入りの柔軟剤や消臭剤、入浴剤などなど．．．。

毎日の暮らしの中で、私たちは、たくさんの香りに囲まれています。

でもその「香り」は本当に安全でしょうか？

コロナ禍が続く昨今、マスク用やストレス緩和などの目的もあって香り関連の製品が次々と出ています。

でも注意したいのは、合成香料が多く出回っていることです。

合成香料は、アレルギーや体の不調、頭痛などの原因になります。

香りは、微細成分で揮発性なので、呼吸器を通じて体に蓄積しやすく、結果的に、大切な免疫力を低下させてしまいます。

ぜひ香りもオーガニックで選びましょう！

様々な植物の香りには、心の調和をとってくれる素晴らしい働きがあります。

「香りでリラックスする」「香りで気分が明るくなる」「香りでリフレッシュする」 これは、自然の香りだからこそできることです。

気持ちに調和を与えて心地よく過ごすために、天然の香りの働きを活用しませんか？

合成香料は、石油から作られた化学物質です

香りには天然香料と合成香料があります。

合成香料は、人工的に石油を原料として精製・製造された香りのこと。柔軟剤や消臭効果をうたうルームスプレー、シャンプー、リンスなどの香りはほとんど合成香料です。

また特に気をつけたいのが、アロマオイルです。雑貨店などで販売されているアロマオイルは、合成香料の場合が多いので要注意です。つまり化学物質です。この合成された化学物質の香りを日々多量に吸い込んでいると化学物質過敏症になってしまう恐れがあります。

環境ホルモンになるフタレート（フタル酸エステル）の危険性

合成香料には、「フタル酸エステル」という化学物質を加えることによって、香りが長く続くようにしています。多くの香りのスプレー商品に配合されています。

フタレートとも呼ばれる「フタル酸エステル」は、プラスチックの可塑剤としても使われている合成成分で、環境ホルモンになる可能性が疑われています。

環境ホルモンは、わずかな量で人のホルモンバランスを攪乱し、免疫力を低下させてしまいます。

天然の香りエッセンシャルオイルの選び方

合成の香りではなく、天然の香りというと、エッセンシャルオイルになります。ただしこれもまた本当に品質の良いものを選ぼうとすれば、いくつかのチェックが必要です。

• ●植物原料が有機栽培されたものであること。
• ●抽出方法が、ヘキサンなどの合成溶剤によるものではなく、自然な方法が用いられていること。

原材料や抽出方法をよく確かめて、専門店など信頼のできるお店で購入することをおすすめします。

植物の香りを抽出するのに、ヘキサンなど石油由来の溶剤を使って抽出している場合があり、「アブソリュート」と呼ばれています。

天然香料とは、植物から圧搾法や水蒸気蒸留法で抽出した自然の香りです。

「いい香り」を感じる嗅覚を取り戻す

合成香料を「いい香り」と感じてしまうと、天然香料は物足りなく感じてしまいます。

それは強い合成香料の香りに嗅覚が慣れてしまったからです。まず生活から合成香料をできる限り取り除き、天然の自然な香りが「いい香り」として感じられるよう、嗅覚のリハビリをしましょう。

嗅覚が戻れば、自然の香りが「いい香り」に感じられるようになり、反対に合成の香りが気持ち悪く感じられます。

「香りでリラックスする」「香りで気分が明るくなる」「香りでリフレッシュする」 これは、自然の香りだからこそできること。

ぜひ安心安全、本物の自然の香りに囲まれてオーガニックライフを送りたいものです。 コスメからシャンプー、芳香剤、そしてアロマスプレーなどぜひ、天然のオーガニック精油を配合した製品にこだわりましょう。