「オーガニック生活便」のパーパスは、
オーガニックライフを応援することです。

2022年、今年も「オーガニック生活便」をどうぞ宜しくお願い致します。

少し前までは、会社の目的は利益をあげることが当然でした。

しかし今、会社が進む方向を変えることが求められています。

環境汚染や環境破壊が進み、改めて会社の社会的な存在意義＝パーパスが問われています。

「オーガニック生活便」は、2001年からスタートしました。もともと環境NGOだったアイシスガイアネットが、「仕事も環境に良いことをしたい」と、株式会社アイシスを設立しました。アイシスは、古代エジプトの大地の女神の名前に由来しています。

当時は、まだオーガニックという言葉も一般的に知られていない時代。しかしアイシスガイアネットを設立した代表の清水童伸は、「今後、地球環境と共生するオーガニックライフが大切なテーマになる」と予告していました。

そのテーマを実現するために目指したのは、日本初の「オーガニックライフ」マガジンを発行すること。そのために（株）アイシスは、雑誌「アイシスラテール」を創刊し、その中から「オーガニック生活便」が生まれました。

環境NGOから株式会社になっても変わることなく、「衣食住」オーガニックライフを伝えていくことが、「オーガニック生活便」のパーパス＝活動目的です。

心配していたことが現実になっている今

すでに２０年前から、雑誌「アイシスラテール」及び「オーガニック生活便」は、石油製品や化学物質を多用する現代生活は、いつか様々な問題を生み出していくことを予想していました。

ともすれば、たんに便利だから、安いから、おしゃれだからというモノ選びが当たり前の時代が続いてきました。しかしその結果、１０年以上も分解しないプラスチック容器の氾濫、農薬や食品添加物に汚染された食品、そして石油由来の衣料品や化粧品など化学物質の蔓延を招いています。

そして今、輝かしい宇宙時代へと進みながらも、いっぽうでは海のプラスチックゴミ汚染、大量消費による二酸化炭素増大によって引き起こされた異常気象、化学物質の環境汚染によるアレルギーや疾患の蔓延、生物種の絶滅、人口過剰問題など、様々な問題が深刻化していっています。

それらの問題はもともと私たちのライフスタイルの在り方が生み出したものです。

であれば、私たちがライフスタイルを変えれば、それらの問題を解決することができるはずです。

モノ作り、モノ選びから始まるオーガニックライフ

今、私たちは、新たなモノつくり、そしてモノ選びの姿勢が求められています。

私たちが作りだし、使っているモノは環境を汚染することなく、循環できるものであるのかどうか、そしてそのモノは、私たちの健康やそのほかの生物種にとって有害なものではないのかをしっかり見極めることが求められているのです。

たとえば各家庭からも、環境を汚染する物質が毎日、環境中に放出されていることが見逃されてきました。

合成洗剤やシャンプー、そして合成成分を配合した化粧品は、使う人の健康にもダメージを与えますが、使い終わった後も環境中に流れでれば、長年分解しないゴミとなって水や土壌を汚染していきます。

そして当たり前に使われてきたガソリン自動車が二酸化炭素増大の大きな原因になっていることから、世界は「脱炭素社会」へ向かって動き出しています。

今こそ私たち一人ひとりが環境を守ることを配慮したモノ選びが求められているのです。

２０年以上前から、「オーガニック生活便」は、自然界で循環することができるもの、人や生物の健康を守る「衣食住オーガニックライフ」を応援するモノだけを厳選して、皆様に紹介してきました。

川や海を汚染しない石けん洗剤、石けんシャンプーやオーガニックコスメを販売してきました。とくにオーガニックコスメは、体内汚染や環境汚染になっていることに着目し、「日本オーガニックコスメ協会」と協力して、天然成分１００％の国産オーガニックコスメの普及に力を入れてきました。

そうすることによって、「オーガニック生活便」は、良心的なモノづくりをするメーカーや作り手も応援しています。

今後も「オーガニック生活便」はこれまでと変わることなく、もともとある素晴らしい自然界の仕組みを壊すことなく、私たちの健康、そしてともにこの地球上で暮らす生物の健康をも配慮する製品を皆様にお届けしていきます。

ぜひ皆様に少しずつでも毎日の生活に「衣食住オーガニックライフ」を取り入れていっていただければ幸いです。

オーガニック生活便　　スタッフ一同

昨今は、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさを守ろう」、「作る人、使う人の責任」など、 SDGｓについて世界的に関心が高まっています。

この単行本は、オーガニックコスメを通じて、SDGｓへの関心を高めることもその内容になっています。

真のオーガニックコスメを使い、それを周囲の方々に伝えることは、環境を守るSDGｓについても貢献することにつながります。

すでにこの単行本をお持ちになっている方もいられることと思いますが、その場合には、ぜひ新たな一冊を身近な方々に差し上げてください。