ミツバチからの贈り物・ハチミツで花粉症対策 農薬でミツバチが消える!

ミツバチからの贈り物・ハチミツで花粉症対策
農薬でミツバチが消える!

花粉症を和らげるハチミツの働き

昔から喉がイガイガするとき、ハチミツを入れたホットミルクが親しまれてきました。じつは、ハチミツには花粉症の症状を和らげる効果もあるのです。

最近の研究で、ハチミツは、痒みの原因になるヒスタミンの放出など、アレルギーの過敏反応を抑えるように働くことが報告されています。

ハチミツは、常に花粉と一緒にいるミツバチによって作られるため、特定のアレルゲンが含まれていますが、その量はごくわずかです。そのため、ハチミツを常時摂取することで、免疫系の過剰反応を防ぐことができるようになるのです。

抗ヒスタミン薬の服用のような、一時的に症状を抑えるための対症療法とは異なり、アレルギー体質の改善を促す根本的な治療として有効とすすめている研究者もいます。

ミツバチが作り出すものは、昔から様々な健康法として世界各地で活用されてきました。ハチミツは、砂糖と異なり、数多くのビタミン類に富んでいるので、ヘルシーな甘味料と言えます。プロポリスは強力な抗菌力があることで有名ですし、またロイヤルゼリーは、長寿の妙薬として尊ばれてきました。

実は農産物の35%は、ミツバチによって受粉されており、私たちの食物を豊かにする上でも欠かせない昆虫です。しかしそんなミツバチが突然消えてしまうという怪奇現象「CCD(蜂群崩壊症候群)」が世界中で起きています。

その原因は、どうやらネオニコチノイド系と言われる農薬と言われています。この農薬は、昆虫の神経に作用するため、巣に帰る能力に障害が出たと考えられています。さらに昆虫だけではなく、子供たちの発達障害などにも関わっているという説も出ています。

EUや米国、カナダ、台湾、韓国、ブラジルは、すでに2018年頃から、ネオニコチノイド系の農薬を規制したり、使用禁止にする動きが出ています。

しかし何故か日本だけは、ラウンドアップと同じように世界の流れとは反対に、ネオニコチノイド系農薬に対して規制緩和をしています。

昨今は食糧危機も心配されています。そんな今だからこそ、改めて貴重なミツバチも生きていける環境を守っていく対策が切実に求められています。

ハチミツで作るヒーリングドリンク「オキシメル」
酸っぱいハチミツで免疫力アップ

「オキシメル」とは聞きなれない言葉ですが、古くからヨーロッパにある自然療法に基づいたヒーリングドリンク。その呼び名は、「酸っぱいハチミツ」というギリシャ語から来ています。実にオキシメルは、数多くの健康にいい効果があります。消化を促進し、免疫力を強化し、体内の浄化と解毒に役立ち、多くの病気を予防すると伝えられてきました。

ヒーリングドリンク「オキシメル」の素材

オキシメルは、3つの素材で構成されています。お酢とハチミツがヒーリングドリンク「オキシメル」の基本的な材料ですが、それに天然の添加物としてハーブ、果物、根、花、またはスパイスなどが加わります。喉のケア、免疫力アップ、安らかな眠りなど、その目的によって付け加えるものが異なってきます。

ハチミツには、抗菌、抗ウィルス、抗真菌、抗炎症、(異常な細胞や菌類の)増殖抑制、抗がん作用があります。さらに強力な抗酸化物質として、フリーラジカルによる細胞の損傷を予防します。ハチミツは、一般の喘息、むき出しになった外傷、糖尿病、胃腸および血管系疾患など、多くの病気の治療に推奨されています。

お酢には抗酸化作用、抗糖尿病作用、抗菌作用、血圧降下作用があります。そのほかに、酢はコレステロールを下げ、腫瘍の成長を抑制し、肥満を予防する効果があります。

このように、「オキシメル」はこの2つの成分によって、すでに自然療法と健康予防の効果を含有しています。

オキシメルに加える添加物で効果が違ってくる

「オキシメル」のさらなる薬効は、ハーブやスパイスなどの添加物によるものです。

例えば、セージ、タイム、オオヘラバコを配合したオキシメルは、特に咳や呼吸器系のトラブルに効果的です。

キッチンにあるスパイスもまた料理や美容のためだけでなく、健康のために利用することができます。近年の科学的研究は、スパイスは、合成医薬品と同じくらい、あるいはそれ以上に強い効果を持つことが証明されています。

「オキシメル」の天然の添加物は、その目的によっていろいろなものが使えます。

  • ネトルの葉、カキオドシ、ワイルドガーリックなどのワイルドハーブ
  • セージ、タイム、オレガノ、ミントなどのキッチンハーブ
  • ヒッポファエ、スモモ、ローズヒップなどの野生果実
  • ターメリックや生姜などの根菜類/根茎類
  • 黒胡椒、シナモン、フェンネル、アニスなどのスパイス

オキシメルの基本素材は三つ

オキシメルを作るには、ハチミツ、天然酢、ドライハーブやスパイスなどの天然の添加物、そして4週間ほどの時間が必要です。

すべての原材料が高品質であることを確認してください。

ハチミツは、有機栽培されたものを選んでください。またお酢に関しては、オーガニック品質のものを、添加物の入っていないものを選ぶとよいでしょう。

例えば、濁ったナチュラルなリンゴ酢は、「オキシメル」に最適です。もちろん添加物もできるだけ自然なものを。自分で採取したり、有機栽培のものを使用しましょう。

【オキシメルの基本材料】

ハチミツ 3に対して酢は1
天然の添加物(ハーブやスパイスなど)

【オキシメルの作り方】
  1. ネジ蓋つきのガラス容器を洗浄した後、容器の中でハチミツと酢を混ぜます。
  2. 添加物として、細かく刻んだハーブ、根、少し潰した果物などを加えます。そして1とよく混ぜ合わせます。カビが出ないように、素材が表面に浮かばないようにしてください。
  3. ガラス容器の蓋をしっかりと閉め、暗い場所で4週間ほど置きます。週に1回程度、容器を軽く振って、添加物の成分が溶け出しやすくしましょう。
  4. 4週間後、液体を清潔なネジ付き蓋の容器または瓶に濾します。

花粉症のためのオキシメルレシピ

今回は、花粉症の症状を和らげてくれる「生姜とハーブのオキシメル」レシピを紹介します。花粉症だけではなく、喉や呼吸器系もケアしてくれるヒーリングドリンクです。

【材料】
  • リンゴ酢(アップルビネガー) 80ml
  • ハチミツ 240g
  • 生姜 100g(すりおろし、または細かく刻む)
  • タイムまたはセージのハーブ ひとつかみ(3~5gほど)

先に述べた【オキシメルの作り方】に従って作ってください。

この「オキシメル」は発汗作用があり、体を温めてくれます。冷水や温水で煎じて飲むと、エキスが自分の体温を動員して、免疫力をアップしてくれます。いわば、内なる加熱のための小さな触媒です。生姜だけではなく、タイムやセージのハーブを加えることによって、喉や呼吸器系もケアしてくれます。

オキシメルの使い方はいろいろ

予防と免疫力強化のために、1日に大さじ2〜3杯程度のオキシメルをコップ1杯の水に溶かして飲みます。子供は半分の量を服用します。

また清涼飲料水のベースとして、あるいは料理の材料(ドレッシングなど)として、「オキシメル」を使用することもできます。

ただし酸味のあるハチミツは、その貴重な成分を保つために加熱しないで下さい。

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