最近は、不眠症、眠りが浅いなどの睡眠障害に悩む人が増えています。原因は、ストレス、PCの電磁波の影響、深夜のテレビなど様々。その上、夏の暑さが長期化していることも眠りを妨げています。
そのために、睡眠薬などもよく売れているようですが、長く使ううちに、薬なしでは眠れない依存症になってしまうことも少なくありません。
眠りは、疲労回復、免疫力強化、エイジング効果、うつ病の予防など、心とからだの健康にとって様々な働きがあり、まさに眠りは健康を保つための基本です。
心地よい眠りのために、ハーブや食べ物、香りなど、薬にたよらないナチュラルケアについてお知らせします。
眠りを調整するために、私たちの体の中では、神経伝達物質を通じて、さまざま調節がされています。いわゆる体内時計。その主な働きを担っているのが脳内の松果体です。
朝、目覚めて太陽の光を浴びると、松果体からセロトニンという神経伝達物質が作り出されて脳内に分泌されます。
セロトニンは、いわゆる「幸せホルモン」とも呼ばれ、強力な抗うつ成分です。そのため朝から暗い場所にいる暮らしを続けていると、うつ病を発症することもあります。
このセロトニンは、夕方になると、メラトニンという物質に変わり、これが眠りを促す神経伝達物質になります。メラトニンは、脈拍、体温、血圧を下げて、体が眠れる準備をします。
そうした奇跡のような体内時計の仕組みについて知ると、いかに朝は早く起きて太陽を浴び、夜は早めに眠るという昔からの習慣を守ることが理にかなっているかがわかります。
とはいえ現代は、なかなかそのような習慣を守ることが難しくなっているのも事実で、睡眠薬にたよる人も増え続けています。
現在、代表的な睡眠薬を見てみると、主に二つの働きによって睡眠を促します。ひとつは眠りを促す神経の受容体に働きかける薬、もうひとつはその反対に覚醒を促す神経の受容体を遮断してしまう薬です。
ヒトの脳には、気持ちを落ち着かせるGABAという神経伝達物質がありますが、このGABAと同じような作用を起こすのが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、効果が高いのですが、常用をするうちに、だんだん効かなくなったり、薬なしでは眠れない依存症になるといった副作用があります。またイライラしたり、怒りっぽくなるなどの症状も出てくるようです。
ヒトの脳には、鎮静を促す神経伝達物質GABAとは反対に、オキシトシンという覚醒に関わる神経伝達物質があります。
そのオキシトシンを受容するオキシトシン受容体を遮断することで、眠気を起こすことができます。ベルソムラ、デエビゴなどの薬がこれに該当します。
しかし理由はよくわかっていないのですが、オレキシン受容体拮抗薬によって、悪夢を見ることがよくあるそうです。
そのほか睡眠薬の副作用として、日中の眠気、めまい、頭痛、ふらつきなどがよくあげられます。また深刻な場合は、健忘症や認知症などのを発症することもあります。
睡眠薬の副作用を考えると、やはり眠りのためのおすすめはナチュラルケア。生活習慣を見直し、食べ物や香りなどを活用しましょう。
心が落ち着かない時、イライラを静めるお茶
ヒルデガルト(商品ページのコラム参照)は、日中十分な力を発揮するだけでなく、落ち着いて調和を取る事を特に大事にしていました。
レモンバーム、ラベンダー、セージ が心身を落ち着かせます。 このお茶は、少々スパイシーな味わいで、夜はもちろん、ストレスの多い日中にも、心身を落ち着かせたい時にこのお茶を飲んでリラックスしましょう。
ラベンダーの香りで目元をリラックス
目が疲れたと感じたときに、目の上にそっとのせ5分から20分。内モンゴルで薬石として珍重されている麦飯石と天然塩のヒンヤリ感と適度な重さ、そしてラベンダーの心地良い香りに、心身ともにリラックス。疲れた目もいつのまにか元気に回復しています。