食品添加物に注意していますか?

食品添加物に注意していますか?

免疫力を低下させる食品添加物

インフルエンザと同じ扱いになったコロナですが、実はまだまだコロナに罹る人も多く、油断はできません。やはり心掛けたいことは免疫力の強化です。

そんなときぜひ注意したいのがハムやソーセージ、菓子類、漬物、調味料などに使われている加工食品の食品添加物です。 というのは、その多くが石油から合成されたもので、自然界にはない化学物質であり、当然ながら私たちの体に入ると様々な問題をもたらします。

食品添加物は免疫力を低下させるだけではなく、発がん性が明らかになっているものも数多くあります。にもかかわらず危険な食品添加物が使われ続けているのは、消費者のためというより、腐らない商品を長く販売したい企業側にとって便利なものだからです。

日本はヨーロッパと比べると規制が緩いと言われており、現在、日本で許可されている食品添加物は、香料も含めると、なんと1500種類以上にも上ります。

今回は、とくによく目にする3種類の食品添加物、亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸K、アミノ酸を取り上げます。せめてこの3種類の食品添加物を覚えておきましょう。食品のラベルを見ることによって、かなり食品添加物を避けることが出来るようになります。

ハムやソーセージ作りに欠かせない亜硝酸ナトリウム

加工食品の中でもとくに食品添加物が使われているのが、ハムやソーセージです。肉や魚が腐りやすいものであることを考えると当然です。

近年、一般的なハムやソーセージ製造において欠かせないものとなっているのが亜硝酸ナトリウムです。「肉のボツリヌス菌やそのほかの菌を殺菌し、色をよくする」ことを目的にして使われています。

原材料豚肉(挽肉)、食塩、たん白加水分解物、リン酸塩(Na、K)、カゼインNa、ソルビット、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、香辛料 (原材料の一部に大豆を含む)

たしかに肉のボツリヌス菌やそのほかの菌は死ぬけれど、それが体内に入って大丈夫なのでしょうか? 

大変怖いことに、亜硝酸ナトリウムは、ハムやソーセージを製造する過程で必ず発がん性物質を作り出すことが明らかになっています。ハムやソーセージの原料となる肉や魚には「アミン」という物質があるのですが、これが亜硝酸ナトリウムと結びつくと、「ニトロソアミン」に変わり、これこそまさに発がん性物質なのです。

そのためWHO(世界保健機関)は2015年に、ハムやソーセージ、サラミ、コンビーフなどの加工肉食品に発ガン性があることを警告しています。

化粧品にも使われている食品の防腐剤ソルビン酸K(カリウム)

加工食品の製造にとってぜひとも必要なのが、保存期間を長くしてくれる防腐剤です。中でもよく使われているのが、ソルビン酸K

ソルビン酸もハム、ソーセージのほか、漬物、チーズ、佃煮などにも使われています。

ソルビン酸Kもまた石油から作られた化学物質ですが、食品だけではなく、化粧品にも使われている防腐剤です。それもアレルギー性があるとされた「102種類の旧表示指定成分」の中に入っていた合成成分です。

化粧品成分としてのソルビン酸Kは、100mlの化粧水であれば、1ml以上入れてはならないという厳しい使用制限のある成分です。それだけ防腐効果が確実というわけですが、そのような強力な成分が食品に配合されて体内に入れば、腸内細菌にも殺傷力を発揮することでしょう。腸内細菌には、免疫力として様々な役割を担っているものが数多くあります。

そんな懸念どおり、ソルビン酸Kも染色体異常を引き起こすため、発がん性があることが明らかになっています。

加工食品の旨味を出すアミノ酸が偏頭痛の原因に

加工食品の中でもとくに多く使われているのが食品添加物のアミノ酸です。通常のアミノ酸は、たんぱく質を作るための成分で、筋肉や骨、内臓を作るのに欠かせないものですが、食品添加物のアミノ酸とは全く別物です。食品添加物のアミノ酸は、本当は「グルタミン酸ナトリウム」という合成された化学物質です。旨味を出す化学調味料としても知られていますが、食品に表記されるときには、「アミノ酸」という名称になります。

「グルタミン酸ナトリウム」は、以前「中華料理症候群」の原因ではないかと言われたことがありました。中華料理を食べた人が、頭痛や、頸部や腕の痺れ、動悸などの症状を訴え、アメリカの医学雑誌でも取り上げられました。

その後の何度かの臨床実験では、「中華料理症候群」と「グルタミン酸ナトリウム」の関係ははっきりと証明することができませんでした。しかし「グルタミン酸ナトリウム」には、確かに血管を収縮させる作用があり、今では偏頭痛を引き起こす成分であることが認められています。

食品添加物フリー、昔ながらの調味料がおすすめ

食品添加物は少しくらいなら大丈夫という考えが蔓延していますが、毎日の積み重ねが体調に反映し、ある日、深刻な病となって発症します。

食品添加物が使われ始めたのは、戦後のことでほんの75年ほどしかたっておらず、それらが体内で混じりあうと、どのような障害がでてくるのかについては検証されていません。

しかし今や二人に一人がガンに罹る時代となり、食品添加物も無関係とはいえません。

せめて毎日、「さしすせそ」の調味料だけは、食品添加物フリーの製品を選ぶことによって、体内に化学物質が蓄積する度合いをかなり軽減することが出来ます。

とくに醤油や酢、味噌など、昔ながらの発酵食品は、食品添加物フリーだから安心というだけではなく、発酵過程に生成される様々な成分に化学物質を排出したり、免疫力を強化する働きがあることも報告されています。

またゆっくりと時間をかけて造った調味料は、料理もおいしくしてくれます。

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