「ちどりや　オリジナル　フェイスパウダー」に使われている成分の特色

葛粉について
「森野吉野本葛」とは、葛の根に含まれる澱粉を一年で一番寒い時期に地下水のみで繰り返し精製し、その後乾燥させた、添加物を一切含まない自然食品です。厳しい冬の寒さと純度の高い地下水のおかげで、手間を要する製造中でも雑菌の繁殖が抑えられ、安定した高品質の葛粉を作ることができます。この葛粉は澱粉質の中でも粒子がきわめて細かく、肌にのせると素晴らしい艶と吸着性を発揮します。

絹雲母について
ちどりやの葛のおしろいに配合されている天然の絹雲母は粘土鉱物であり、雲母族に分類される白雲母に近い化学組成を持っています。一般的に知られている絹雲母（セリサイト＊厚生省の指示によりマイカと記述する）の特徴は微細で真珠光沢をもち滑性を有しています。絹雲母は白雲母、金雲母等の雲母族の一種で肉眼ではほとんど見ることのできない微細な結晶です。ちどりやが使用している絹雲母は熱水変質により形成された粘土鉱物であり、水や樹脂中に絹糸状光沢を呈しています。また、これだけ純度の高い絹雲母は世界中でも珍しく、唯一日本で採掘される随伴鉱物が少ない（つまり 他鉱物の混入が少ない）高品質な絹雲母を使用しております。この絹雲母を葛のパウダーと混ぜ合わせることにより、良好な感触（滑り）、高い白色度、高い透明感等を得ることが出来ます。

珊瑚や真珠について
珊瑚や真珠などの貝類は豊富なカルシウムを含む他、真珠には22種類のアミノ酸、魚介類に多く含まれているタウリン、 亜鉛、マグネシウム、マンガン、ナトリウムなど、現代の日本人に不足がちなミネラルが多く含まれています。 注目すべきは ｢コンキオリンアミノ酸｣で、コンキオリンアミノ酸とはコラーゲン繊維に似た性質を持つ良質のタンパク質のことです。 １７種類のアミノ酸から成っていますが、特にグリシン、アラニンが多く含まれています。またコンキオリンアミノ酸は、 皮膚の角質層に存在するNMF（天然保湿因子）の働きを助けて皮膚のうるおい（水分保持）を保ちます。その他抗酸化作用・ 細胞活性作用などの生理活性があるといわれています。一方、珊瑚末は天然の多孔質素材のため、肌の古い角質や皮脂などの汚れ、 悪臭成分などを効率良く吸収除去してくれるといわれ、通気性が高いことから汗などを吸収発散しやすいといわれています。 また、珊瑚には紫外線カット力が期待されます。ちどりやはこれらの天然成分の働きをふまえた上で、皮脂のバランスを整える 役割として、合成の皮脂吸収剤などの代わりに、真珠層末や珊瑚末を「葛のおしろい」に配合しています。