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安全な化粧品を選ぶ

ユーザーの真実を知ろうとする努力が、本当に安全な化粧品を作りだすのです。
「自然派化粧品」と「無添加化粧品」はどう違うのですか?素肌トラブルを引き起こしやすい、102の旧表示指定成分
無添加という言葉だけで安心できない理由

結論からいうと無添加化粧品と自然派化粧品はまったく違うものです。無添加化粧品とは化学合成物を使っていない化粧品というふうにとられがちですが、決してそうではありません。旧厚生省が認める約3000種類の物質のうち、危険性が指摘される102種類の旧表示指定成分を使っていない化粧品という意味で使われているだけのことなのです。

この102種類の成分は、過去の事例からアレルギーを起こす可能性が高いとされる成分で、合成界面活性剤、防腐剤、合成色素がおもなものになります。表示指定成分さえ使わなければ、化学合成物だけで作っても無添加化粧品なのです。旧表示指定成分ではなくても、安全性がはっきりしない物質や、生分解されにくいものは数多く存在するので、本当に安全だとは言いきれません。

人と環境にやさしい自然派化粧品を選ぼう

これに対して自然派化粧品とは、鉱物油の代わりにオリーブ油や椿油、ホホバ油などの植物油をベースにし、表示指定成分をはじめ、合成の防腐剤や色素、香料を使わず、歴史によって安全性が証明されている昔ながらの成分や自然の成分で作られるものです。アレルギーがまったく起きないというわけではありませんが、化学合成の化粧品よりトラブルも少なく安心して使えるために、健康や環境に関心の高い人、またアトピーやアレルギーを抱える人を中心に支持を広げ、以前に比べ入手しやすくなっています。

一分には植物原料や天然由来成分を使っているとして自然派化粧品を名乗るものもありますが、植物や天然成分からも合成化学物は作ることができます。ラベルに耳なれない化学用語があまり多く並んでいるようであれば注意しましょう。

メーカーの中には、化学成分を使わないだけでなく天然成分の素材も厳選し、契約農園で農薬をまったく使わずに育てられたハーブしか使わない、という徹底した姿勢をとっているところもあります。これは、私たちユーザーにとって、とてもうれしいことですね。しかも、農薬を遣わないハーブは肌にやさしく、土や河川も汚しません。肌に安心な化粧品を作ろうとすることは、結果的に環境を守ることにつながります。自分の美しい肌のためにも、環境のためにも、本当に安全でやさしい自然派化粧品を選びたいものです。


素肌のために知っておきたい旧表示指定成分

旧表示指定成分とは、旧厚生省により化粧品や医薬部外品に使われる成分のうち、過去にアレルギーを起こした成分として1980年に薬事法で指定された成分のことをいいます。これは、全成分表示になるまでの約21年間つづいてきました。しかし、2001年の4月に、全成分表示が義務づけられたことにより、この危険な旧表示指定成分が埋もれてしまい、見えづらくなってしまったのです。肌トラブルの原因になることが多い旧指定成分の代表的なものは、化粧品を買うときに、覚えておいたほうがよいでしょう。

注意したい旧指定成分の代表例

防腐殺菌剤:ソルビン酸、デヒドロ酢酸、パラベン
陰イオン性界面活性剤:ラウリル硫酸塩
変質防止剤:エデト酸
着色剤:青色○号、赤色○号など
油分:ベンジルアルコール