アフターサンケア ヘアケア編

アフターサンケア ヘアケア編

夏の間に、髪のダメージが大きくなるのは?

オーガニックケアで夏のダメージヘアを改善

夏が終わる頃、髪がパサパサに乾燥するようになっていたり、
抜け毛がぐんと増えたという経験を持つ人が多いのではないでしょうか?

合成シャンプーで髪が細くなる!

その理由のひとつは、いつもよりシャンプーする回数が増えることです。というのも、ほとんどの人が使っているのは、合成シャンプーだからです。
一般的に売られている合成シャンプーには、合成界面活性剤が洗浄成分になっています。合成界面活性剤は、たんぱく質変性作用があります。髪の艶成分であり保護層であるキューティクルを溶かしてしまうため、使うほど、どんどん髪が細くなってしまうのです。
とくに汗ばむ夏は、シャンプーの回数が多くなるので、その分、髪のダメージも大きくなってしまいます。また頭皮も合成界面活性剤の影響を受けて、薄くなったり、毛穴がダメージを受けるので、抜け毛が増えます。
アミノ系シャンプーなら大丈夫と思っている人も多いようですが、アミノ系シャンプーもまたアミノ酸と石油を合成させた合成界面活性剤が洗浄成分になっており、自然な成分ではありません。

紫外線でパサパサ乾燥ヘアに!

もう一つ、夏の間に髪のダメージが大きくなるのは、やはり紫外線です。
顔や体の紫外線対策には気を使っていても、髪の紫外線対策は忘れてしまいがち。実は、紫外線を浴びると髪は乾燥し、しなやかさを失っていきます。おまけに合成シャンプーでキューティクルという保護層を失った髪は、より紫外線の悪影響を受けやすくなります。
汗をかいて髪を洗う回数が増える夏。髪を保護するキューティクルもはがれ落ちて、おまけに強い陽ざしを浴び続ければ、傷まないわけがありません。
合成シャンプーと紫外線のダブルの悪影響を受けて、夏が過ぎていくほどに、髪は細くなり、水分を失いパサパサ、と感じが強くなってくるはずです。

スタイリング剤やトリートメントはさらに髪にダメージを与える

そんなダメージヘアをケアするために、スタイルング剤やトリートメントが盛んに宣伝されていますが、実はこれらのスタイリング剤やトリートメントもまたさらに髪の健康を奪ってしまいます。 スタイルング剤やトリートメントを使うと、一見、髪はツヤを取り戻したかに見えますが、実はこれは偽のツヤです。 スタイリング剤やトリートメントのツヤ成分は、「ポリクオタニウム―●(●の部分は数字)」などの 石油由来の合成ポリマーです。細く乾燥した髪を合成ポリマーで包み込んでツヤが出たかのようにごまかしているだけのことで、髪本来のツヤではありません。つまり髪をビニールコーティングしているようなもの。その間にさらに髪のダメージはひどくなっていきます。

オーガニックヘアケアで髪のツヤと健康を取り戻す

髪と頭皮の健康を守る石けんシャンプーを使う

髪本来のツヤと健康を取り戻すためには、まずシャンプーを変えましょう。つまり合成界面活性剤のシャンプーをやめることをおすすめします。そして洗浄成分として石けんをベースとしたシャンプーを使いましょう。石けんには、たんぱく質変性作用がないので、キューティクルが溶けて髪が細くなるといった弊害は起きません。もちろん頭皮にとっても安心です。
シャンプーの成分に「石けん素地(カリ石けん素地)」、「石けん分(純石けん分)」、「脂肪酸ナトリウム」、「脂肪酸カリウム」という表示があるものが、石けんシャンプーです。

髪のダメージが大きいため、石けんシャンプーが使えないという人は

でも「石けんシャンプーは、きしんで使いにくい」という声をよく聞きます。きしんでしまうのは、キューティクルがなくなってしまっているからです。キューティクルが戻ってくるとウソのように普通に使えるようになります。
しかし長年、合成シャンプーを使ってきたために、キューティクルのダメージがかなり進んでいることもよくあります。
キューティクルがぼろぼろになっている、あるいは、キューティクルがほとんどないという髪は、石けんシャンプーを使うと、きしみ感がひどくなり、洗い上がりもパサパサしています。
頭皮の毛穴から、キューティクルのある健康な髪が長く伸びれば、石けんシャンプーを快適に使えるようになるはずですが、2カ月、3カ月と時間がかかります。
そんな人におすすめしたいのが、石けんシャンプー以外のヘアシャンプーです。 アーユルヴェーダのハーブシャンプー、クレイ、日本の海藻シャンプーなどです。

シャンプー前後のヘアケアもオーガニックで

一般的に売られているスタイリング剤は、髪を合成ポリマーでコーティングしてツヤツヤに見せています。ビニールコーティングをしているのですから櫛通りも良く、一見さらさら髪になります。でもそのコーティングを落とすために洗浄力に強い合成界面活性剤のシャンプーを使うので、本来の髪は傷みっぱなし。悪循環です。髪はさらに細くなり抜け毛も目立ってきます。

シャンプーをオーガニックケアに変えたら、シャンプー前後のケアも植物の力を借りましょう。オーガニックケアを続ければ、髪に本来のツヤが戻り、コシがでて抜け毛が減り健康になっていくのが実感できるはずです。