赤ちゃんの肌こそ、オーガニックスキンケアで

赤ちゃんの肌こそ、オーガニックスキンケアで

「生まれたての赤ちゃんのような肌」という表現があります。赤ちゃんの肌は、「ふっくら、ぷるぷる」というイメージがありますが、赤ちゃんの肌はとてもデリケート。乾燥しやすいので、やはりスキンケアが必要です。

でもよく売られている赤ちゃん用のスキンケア商品をよく見ると、安全とは言いがたい合成成分が配合されています。

赤ちゃんの肌こそ、きちんと成分を見て、安全性を見極めてください。

100%合成成分が配合されていないオーガニックスキンケアで赤ちゃんの肌を正しく守りましょう。

○○無添加、○○フリーにだまされないで

最近よく、○○無添加、○○フリーという言葉を目にします。例えばある有名メーカーのベビー用のソープには、以下の様に書いてあります。

厳選原料使用、無香料、無着色、アルコールフリー、パラベン(防腐剤)無添加、鉱油物無添加、弱酸性

こんな風に書いてあると、一見「よさそう!」「肌に優しそう!」と思いがちです。

でも、この製品の全成分を見てみるとこのような表示です。

水、BG、ココイルグルタミン酸K、グリセリン、ソルビトール、ココアンホ酢酸Na、キシリトール、PEG-60水添ヒマシ油、ココアンホ酢酸Na、イソステアリン酸PEG-60グリセリル、クエン酸、クエン酸Na、トリエチルヘキサノイン、オレンジ油、トコフェロール、フェノキシエタノール

確かにアルコールは使っていませんが、合成成分フリーというわけではなく、数多く使われています。

BG、PEG-60、水添ヒマシ油イソステアリン酸、PEG-60、グリセリル、トリエチルヘキサノイン

は、石油から作られた合成成分。

フェノキシエタノールは、日本及び欧州連合では、化粧品への使用濃度が1%に制限されている、アレルギーをおこす可能性のある防腐剤です。

ココイルグルタミン酸K、ココアンホ酢酸Naは、石油とヤシ油を合成した合成成分です。

全成分を見るととても肌に優しそうには見えません。

○○無添加、○○フリーの表示は、それ以外は配合されていてもいいということ。これが無添加化粧品と謳われている商品の落とし穴です。

デリケートな赤ちゃんの肌こそ、成分をしっかりチェックして、100%合成成分フリー、自然な成分だけで作られた製品を選びましょう!

赤ちゃんの肌の潤いを保つためには、まず洗浄剤選びが大事です。多くのベビー用洗浄剤には、合成界面活性剤が使われています。合成界面活性剤には、「たんぱく質変性作用」があるため、肌バリアを壊してしまい、慢性的乾燥肌になってしまいます。肌バリアを壊す心配がないのは、やはり石けんです。

肌を優しく保湿する植物エキス入りの石けんがおすすめです。

おすすめの赤ちゃん用石けん

保湿は、オーガニックの化粧水とオイルやクリームで

石けんで洗った後は、すぐにオーガニックの肌水やオイルを。 肌に刺激の少ない植物としては、カミツレ、白樺樹液、黄カラスウリ、カレンドラなどです。 乾燥がひどい特には、オイルを先に、その後に化粧水をつけるとよりしっとりします。

おすすめの化粧水
おすすめのベビー用オイル・クリーム

ベビー用日焼け止めには特に注意を

昔は、赤ちゃんは1日1回日光浴を・・・といわれていましたが、紫外線に対する研究が進み、赤ちゃんにも紫外線対策が必要といわれるようになりました。

そこで赤ちゃん用のUVクリームが販売されるようになりました。

しかし、一般的に売られている赤ちゃん用UVクリームの成分を見ると、紫外線吸収剤は使用されていないものの、保湿力やテクスチャーをアップさせるために合成成分をたくさん配合していて、安全とは言いがたいものがほとんどです。

一般的に売られている赤ちゃん用UVクリームの全成分

シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、グリセリン、BG、トリエチルヘキサノイン、メタクリル酸メチルクロスポリマー、酸化チタン、PEG‐9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ジメチコン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ポリメチルシルセスキオキサン、キシリトール、トリメチルシロキシケイ酸、トリエトキシカプリリルシラン、イソステアリン酸、ジステアルジモニウムヘクトライト、(アクリロイルジメチルタウリンNa/メタクリルアミドラウリン酸)コポリマー、アルミナ、メタリン酸Na、トコフェロール、フェノキシエタノール
※地色がついているのが石油由来成分

成分のほとんどが石油から作られた合成成分です。

赤ちゃんの肌はデリケートなのに、合成成分オンンパレードのUVクリームを毎日塗り込むことは、おすすめできません。肌を守るどころか、かえってアレルギーやアトピー皮膚炎その他の疾患を招いてしまいかねません。

多くの植物オイルには、紫外線をやわらげる働きがあります。赤ちゃんの紫外線対策を考えるなら、ピュアな植物オイルが一番です。

たとえば、植物オイルの中でも紫外線カットにすぐれているのは、シアバターです。シアバターは、アフリカの強い日差しの中で育つ植物なので、特に紫外線をやわらげる働きが高いのです。

おすすめ紫外線対策オイル