和コスメ、驚きの美容効果！　～美容文化社編～

かつて「日本女性の肌は世界一美しい」と賞賛されていました。

昔の女性たちが使っていたのは米ぬかやあずき、海藻などの天然素材。

工場で作られた人工のコスメから、自然素材のコスメに興味が移りつつある今、和コスメが気になります。

興味があっても、どんなものなのかわからない、なかなか手が出ないなどの声にお応えして、気になる和コスメをスタッフが使ってみました。

「あずきの粉」でスクラブ洗顔をしてみました

あずきの粉は、あずきを細かい粉状にしたもの。

薄いあずき色のサラサラの細かい粉です。

香りはまさに、あずき。思わずなめたくなる美味しそうなあんこの香りです。

あずきの粉はボトル入りと箱入りがありますが、箱入りは詰替え用です。

使い方は簡単。

手のひらに小豆１～２粒程度の粉をのせ、少量の水で溶き練ります。そのまま顔に塗り広げ、軽くマッサージし、ぬるま湯か水で洗い落とします。

洗いあがりの肌は、しっとり、ふっくら。

クレイ洗顔より香りがいいし、洗いあがりにも満足です。

あずきにはサポニンが含まれているため、皮膚や毛穴の油や汚れを吸着して落としてくれます。また、あずきの粒子がスクラブ効果を発揮して肌のキメを整えてくれます。あずきには、肌のくすみをとる働きもあるので、使い続けるとワントーン明るい肌に。ニキビに悩む人にもおすすめです。

奈良時代の女性が、あずきの粉を愛用していたのも納得です。

泡立てた石けん、洗顔フォームに混ぜる、あるいは「ぬかと袋」のぬかに混ぜるという使い方もあります。

粒子は細かいですが、スクラブ効果があるので、週２～３回程度を目安にスクラブ洗顔料として使います。

「ぬかと袋」で洗顔をしてみました

ぬかをかきまぜる女性の手が真っ白ですべすべ、という話を聞いたことがありませんか？

それは、米ぬかにビタミン、ミネラル、パントテン酸、葉酸など美容に役立つ成分がたっぷり含まれているからです。

では、実際、米ぬかで洗顔をしてみます。

箱を開けると、米ぬか120g（アルミパック入り）と木綿の袋が２枚入っています。

ぬかは、薄茶色のイメージでしたが、このぬかは白いぬかです、ぬかのいい香りがします。

白ぬかは腐りにくく、保湿効果が高いために、防腐剤や保湿成分を配合する必要がなく、ぬか単独で肌をツルツルにする効果を発揮するということです。

木綿の袋に大さじ１杯～２杯くらいの米ぬかを入れ、付属のひもで縛ります。

洗面器にお湯を半分ほどはり、ぬか袋を浸して揉みだします。洗面器のお湯に白い汁がにじみだしたら、ぬか袋を肌にあてて顔や体を優しく洗い、お湯で流します。

木綿袋によって肌の産毛を除き、ぬかは肌に必要な水分や油分を残しながら、汚れをしっかり分解してくれるので、肌がしっとり、ツルツルに！

乾燥肌に悩んでいる人は、ぜひ米ぬか洗顔をしてみてください。

使い終わったぬか袋は水を切り、冷蔵庫で1週間以内は保存可能です。

「こんぶとふのり」でシャンプーしてみました

北海道産のコンブと長崎産のフノリを粉末にしたものです。

こちらも美味しそうなコンブの香り。

使い方はいろいろで、皆さん工夫して使っているようですが、美容文化社さん推奨の基本的な使い方は、 100ml（コーヒーカップ８分目）に5g(１袋)を溶いて３０分置いて使います。

これがちょっと面倒という人のために一番お手軽な方法をご紹介します。

市販のドレッシングキーパーを用意します。（百均で売っているものでOKです。）

お湯を200mｌに2.5g(１袋の半分)を入れ、よく振ります。

5～１０分程度おいてから、頭皮と髪に振りかけよく揉み込みます。このままお湯で流してもいいですが、

乾いたタオルで頭をまき、少しおいてから流すのもおすすめです。コンディショナーの必要はありません。

お湯で流すと髪がしっとり、もっちりした感じに。

ドライヤーで乾かすと、しっとり艶やかな髪になります。

髪が乾燥気味の人は、まとまりやすい髪になります。

「オーガニック生活便」のスタッフの間では、お湯の量とこんぶとふのりの好みの量は髪質によって様々でした。ご自分に合う配合量を見つけてみてください。

特に髪質の硬い人からは、髪が柔らかくなり、しっとりまとまりがいいと大好評でした。

シャンプーや石けんがない時代、日本では海藻を使って髪を洗っていました。

海藻に含まれる繊維が汚れをしっかり吸着し、傷んだ髪と頭皮をケアしながら清潔さを保ってくれます。

こんぶやふのりには、豊富な栄養分やミネラル分が含まれているので、髪にこしが出て、つややかさが増してきます。さらに髪だけではなく、頭皮にすり込むと抜けにくく丈夫な髪が育つようになります。

和コスメを使ってみて、自然素材のコスメの優しさと仕上がりに感動！自然素材の和コスメ、昔から愛され続けてきた商品にはそれなりの理由があります。

興味のある人は、ぜひ一度お試し下さい。