
オーガニックボディケアで、夏もしっとり肌キープ!
合成界面活性剤配合のボディソープで乾燥肌、敏感肌に

夏はどうしても汗を流すために、体を洗う回数が多くなってしまいます。
洗いすぎで、気づくと乾燥やかゆみがでてきたという人も結構多いのでは。
そこで、ぜひ注意してほしいのがボディソープです。
最近は、合成界面活性剤が洗浄成分のボディソープが主流になっているようです。しかし合成界面活性剤は主に石油を原料として作られた成分で、タンパク質を溶かす作用があるので、使い始めは何ともなくても、使い続けるうちに次第に肌バリアが薄くなってしまいます。それがすすむと乾燥やかゆみなどの悩みが出てきます。同時に肌を健全に保つ常在菌も殺してしまうので肌はバランスを崩し、使い続けることで乾燥肌、敏感肌が悪化していくことになります。
ボディソープに使われる合成界面活性剤の代表は、「ラウレス硫酸ナトリウム」、「ラウリル硫酸ナトリウム」などです。これらは泡立ちがいいかわりに洗浄力が強く、ヌルヌル感がなかなか取れないのが特徴で、乾燥肌、敏感肌になりやすい成分です。
さらにボディソープには、合成界面活性剤だけでなく殺菌成分として「トリクロサン」、「ジブチルヒドロキシトルフェン」などが配合されているものもあります。これらは強力な殺菌成分で、発がん性が高いと指摘されており、過敏症を引き起こすこともあります。その他「パラベン」、「フェノキシエタノール」などの防腐剤、合成ポリマー、合成香料など石油由来の合成成分がたくさん配合されているので、とても肌にいいとは言い難いものが多いのが現状です。
また気をつけたいのは、植物由来、天然成分と書いて売られていても合成界面活性剤配合のものが多いということです。アミノ酸系の洗浄成分は、肌にやさしい自然由来の洗浄成分と言われていますが、合成界面活性剤にかわりありません。「ココイルグルタミン酸ナトリウム」「コカミドプロピルベタイン」などは、植物由来だから天然成分と説明されていることもあるようですが、植物と石油、両方を使っている合成界面活性剤です。
肌にやさしい石けんを使いましょう!

体の洗いすぎを避けるためには、やはり石けんがおすすめです。石けんは汗や皮脂などの汚れをやさしく落とし、肌にダメージを与えません。
石けんと言っても固形のものから液体タイプ、泡タイプなどいろいろあります。石けんを正しく選ぶには、まずその成分を確かめてみましょう。成分に「石けん素地」、「カリ石けん素地」または、「水酸化ナトリウム(水酸化Na)」、「水酸化カリウム(水酸化K)」と表示されているものが石けんです。
ちなみに石けんの原料となるのはアルカリと脂肪酸。アルカリは、「水酸化ナトリウム」と「水酸化カリウム」で、「水酸化ナトリウム」は、固形石けんを作るのに使われ、「石けん素地」と表記されます。「水酸化カリウム」は、液体石けんを作るのに使用され、「カリ石けん素地」と表記されます。
石けん素地やカリ石けん素地に使用されるオイルは、オリーブオイルやヒマワリオイルなどの天然オイルのものを、またカモミール(カミツレ)、ラベンダー、バラ、ローズヒップ、ヨモギなどの美容植物エキスが配合されているものを選んで、日差しに負けない強い肌作りを心がけましょう。
ただし洗いすぎにも注意が必要です。いくら石けんがいいからと1日に何度も汗を流すたびに石けんを使うのは洗いすぎです。必要な皮脂まで落としてしまいます。
日差しでダメージを受けた肌も植物の力で回復できる

日中、紫外線を浴びて肌は知らず知らずのうちにダメージを受けています。
顔だけでなくボディも植物の力を利用して、しっかりケアしましょう。
日差しによる肌の赤み、乾燥、かゆみを抑えてくれる植物として、アロエ、ラベンダー、ローズ、カミツレ、モリンガ、ドクダミ、カンゾウなどがおすすめです。このような日差しで傷んだ肌を修復してくれる美容植物が配合されたローションやオイルを使って、夏でも日差しに負けない、健康な肌をキープしましょう!