夏のシンプルケアにはオールインワンジェル!

夏のシンプルケアにはオールインワンジェル!

汗をかく夏がやってきました。

肌のお手入れは、さっぱりとシンプルにしたいですね。

オールインワンジェルも成分チェックを!

気温が高くなると、肌の表面の温度も高くなり、熱を逃すために皮脂の分泌が活発になります。

その状態でいつもと同じように、クリームやオイルを使ってのお手入れをしていると、肌のバランスを崩しニキビなどの肌トラブルを起こしてしまいます。

気温が高い夏のお手入れには、さっぱりシンプルなオールインワンジェルがおすすめです。

「オールインワン」とは化粧水、乳液、美容液、化粧下地などの役割を1つにまとめたもの。

これ1つでお手入れ終了というシンプルケアです。

でも一般に売られているオールインワンジェルの成分を見てみると、そうシンプルではありません。

例えば、A社のオールインワンジェルの成分は、以下の通りです。

トラネキサム酸、精製水、1,3-ブチレングリコール、エタノール、濃グリセリン、スクワラン、ニンジンエキス、ヨクイニンエキス、黄山薬抽出液、水溶性コラーゲン液(A)、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80エデト酸二ナトリウムカルボキシビニルポリマーテトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリットピロ亜硫酸ナトリウムポリビニルピロリドンメチルポリシロキサンモノオレイン酸ソルビタン、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体、水酸化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、無水エタノール、フェノキシエタノール香料、カラメル

色がついている成分は合成成分です。

成分を見ただけでもシンプルとは言い難いですね。

植物エキスが何種類か配合されていますが、石油由来の合成成分がたくさん配合されています。

「ジェル」としての粘性成分は、カルボキシビニルポリマーという石油由来の成分です。

その他、合成ポリマー、合成界面活性剤、合成防腐剤などなど、合成成分のオンパレード!

このようなオールインワンジェルを使い続けていれば、夏が終わるころには乾燥肌やくすみに悩むことになります。

また最近、美白効果があるとされ注目を集めているトラネキサム酸。オールインワンジェルにも配合されている場合が多い成分です。

しかし、トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸のひとつで、止血作用や炎症を抑える作用があることから、もともと医薬品に配合されていた合成成分です。近年美白効果があるとされ、肌に塗るほか、内服もするようです。しかし血液を固まりやすくする止血効果があるため、特に内服すると血栓症のリスクがあります。その他胃腸障害や吐き気、めまいなどの副作用も報告され、肌に塗ると発疹やかゆみがあらわれることもあります。

天然成分100%のシンプルケア

一方で、JOCAマークを取得しているオーガニックコスメのオールインワンジェルの成分は、とてもシンプル。 例えば以下のような成分です。

水、ローズマリーエキス、褐藻エキス、コメヌカエキス、ユキノシタエキス、ソウハクヒエキス、ハトムギエキス、トウキエキス、ワレモコウエキス、ビワ葉エキス、ニュウコウジュ油、ラベンダー油、ゼラニウム油、カミツレ油

古くから重宝されてきた様々な働きを持つ美容植物エキスと天然精油(エッセンシャルオイル)をバランスよく配合してあります。

ジェルとしての粘性も褐藻エキスを使用しており、合成成分は一切使用していません。

乾燥を感じたら、保湿成分をプラス

季節によって、日々の生活によって、温度や湿度、紫外線量など、肌をとりまく状況が変化するので、それに伴って肌の状態も変わります。

スキンケアに大切なのは自分の肌状態をよく観察することです。

夏は皮脂の分泌量が増えるのでシンプルケアがおすすめですが、日々の生活でも、冷房の風に当たりすぎたり、紫外線をいつもより浴びてしまったりすると、肌の状況は変わります。

オールインワンジェルを塗ってみてそれでも「肌が乾いているな」とか「肌がつっぱる感じがするな」と思ったら、オイルやバルサム、クリームをプラスして保湿しましょう。

「オーガニック生活便」おすすめのオールインワンジェル