本物のオーガニックコスメで肌改善

本物のオーガニックコスメで肌改善

オーガニックコスメ・スキンケアでも効果が出ない理由は?

化粧品ジプシーを続けた後、慢性的な肌荒れの改善を目指して、オーガニックコスメのスキンケアを始める女性も増えています。

実際にオーガニックコスメを使ってみた人たちの感想を聞くと、「肌トラブルが改善した」という人も確かに多いようですが、いっぽうで「それほど効果はなかった」という人もいます。

 その差は何故なのでしょうか?

 オーガニックコスメと称していても、様々なレベルがあります。

オーガニックコスメという言葉を、メーカーがたんに自称しているだけの場合もあり、合成防腐剤や合成界面活性剤など、合成成分がかなり配合された製品も数多く出ています。

では、認証マークがあるオーガニックコスメであれば、合成成分フリーなのかというと、そうとも言い切れません。たとえばヨーロッパのオーガニックコスメ基準「コスモス」では、14種類ほどの石油系合成成分の使用を認めています。認証マークがあっても、基準によっては合成成分が使用されていることもあるので要注意です。

少量でも合成成分は肌と体にとって有害

化粧品の合成成分は少量であれば問題はないと言う考え方もありますが、まだ登場して間もない合成成分は、どんな影響を与えるかはよくわかっていません。

化粧品に配合された化学物質は、肌に棲んでいる有用な常在菌を減少させたり、死滅させてしまう可能性があります。常在菌は、肌の潤いを、外からの有害物質から守るなど、肌の健康にとって欠かせないものです。

一般的な化粧品の石油系合成成分に対する懸念から伸びてきたオーガニックコスメは、統一基準はないにしろ、まずは使用している原料が大きく異なります。

たとえば化粧品を構成する基材をおおまかに分類すると、防腐剤、界面活性剤、油剤、色素、香料、肌を整える効果成分などに分かれますが、一般化粧品の場合、こうしたものはほとんど石油系合成成分で構成されています。つまり全成分をみると、水以外は、すべて合成成分という製品が多くあります。

いっぽうオーガニックコスメは、化粧品を構成する各基材は、天然成分で構成されます。

たとえば防腐剤は、パラベンやフェノキシエタノールなどの石油系合成成分ではなく、抗酸化力が高い植物で防腐効果を出します。(表1)

表1

成分一般的な化粧品オーガニックコスメ
防腐剤合成防腐剤(パラベン、フェノキシエタノールなど)抗酸化力のある植物(ヒノキチオール、ローズマリーエキスなど)
界面活性剤合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート20など)天然の界面活性剤(石けん、レシチンなど)
色素タール色素(赤色202号など)無機顔料(酸化鉄など)、天然色素(紅花、クチナシなど)
香料合成香料(アルデヒドなど)精油(ラベンダー油、ダマスクバラ花油、ゼラニウム油など)
溶剤合成溶剤(BG、PGなど)水、エタノール、植物オイル
油剤石油(ミネラルオイル、流動パラフィンなど)、合成油剤植物オイル(オリーブ油、アーモンド油など)
肌を整える成分合成成分(PG、ヒドロキシプロリンなど)植物エキス(クインスシードエキス、カンゾウエキスなど)

慢性的な肌トラブル改善には、本物のオーガニックコスメを

もしオーガニックコスメで肌改善を目指すのなら、天然成分100%のオーガニックコスメ、つまり本物のオーガニックコスメを使ってください。

まずは売り文句ではなく、しっかりと全成分を見ましょう。

でも全成分を見ても、よくわからないという方が多いのではないでしょうか? 

たとえば「ラベンダーエキス」、「ローズエキス」、という成分名ですと、ラベンダーや薔薇からとった成分だとわかります。そのように具体的なイメージができる成分名は天然成分です。

しかし全成分には、「コカミドプロピルベタイン」、「ラウレス硫酸ナトリウム」、あるいは、BG、PGなど、何もイメージが浮かばない成分名が多くあり、ほとんどが合成成分です。これらは、近代になって実験室で作られた化学物質であり、自然界にはない人工的な成分なので、具体的なものと結びつかず、イメージすることができないのです。

天然成分100%のオーガニックコスメを選ぶために、成分名から合成成分を見分ける4つのポイントをあげます。

  1. 1化粧品は保存期間を長くするために防腐剤が使われています。

    一般的な化粧品にもっとも多く使われている合成防腐剤と言えば、「パラベン」です。パラベンは、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベンなどの種類があります。

    そのほかナチュラルコスメと称する化粧品では、「フェノキシエタノール」という合成防腐剤がよく使われています。

    またコスモスの認証マークを取得した化粧品によく使われているのが「安息香酸Na(ナトリウム)」という合成防腐剤です。

    まずは、「パラベン」、「フェノキシエタノール」、そして「安息香酸Na」などの成分名だけは覚えておきましょう。たいてい化粧品の全成分の最後に出てきます。いずれも石油を原料としており、アレルギー性及び環境ホルモン性があると言われています。とくに最近、アメリカの化学者が、パラベンが「経皮毒」となって乳がんのリスクを高めると警告しています。

  2. 2「エチ」、「ポリ」、「プロ」、「イソ」、「ベン」という言葉がある成分名は、石油由来の化学物質です。

    例 ポリオキシエチレン、エチドロン酸、プロピルパラベン、イソプロピルメチルフェノール

  3.  
  4. 3アルファベットの成分名は、合成成分です。

    例、PEG、BG, EDTA

  5. 4数字が入っている成分名は、合成成分です。

    例 ラウレスー10,赤色101、ポリソルベート-80

以上の項目を頭に入れておくだけでも、合成成分を見つけやすくなります。とはいえ、年々新しい化粧品成分が作られて今や1万種類を超えており、見分けるのは難しくなってきています。そんなときは、辞書やネットで検索するのもおすすめです。

2015年、「日本オーガニックコスメ協会」は、独自にオーガニックコスメ基準を作りました。JOCA基準は、天然成分100%であることを基本としており、『コスモス』基準よりもさらに厳しいものです。

そのような厳しい基準を定めた理由は、メーカーよりも消費者側の立場を優先したからです。

「日本オーガニックコスメ協会」では、誰もが天然成分100%の化粧品を選べるように「JOCAオーガニックコスメ辞典」を発行したり、オーガニックコスメ・アドバイザー通信講座を開催しています。この講座の受講生は国内だけではなく、海外からの受講生も増えています。やはり世界のどこでも自然な化粧品こそが安心安全と考える女性たちが増えているのです。安全安心な化粧品を選べる知識は、生涯にわたって素肌や健康を守るために役立つ力となります。

「オーガニック生活便」では、「日本オーガニックコスメ協会」の天然成分100%という基準に沿った化粧品だけをお取り扱いしています。