
食品としても美容としても凄い葛のパワー
風邪には「葛ゆ」を

風邪をひいたとき、薬にたよっていると、かえって長引く可能性があります。
というのは、ほとんどの風邪薬は、熱を下げることを第一の目的としているので、結果的に体を冷やす方へと向けてしまうからです。
風邪の原因となるウィルスは、200種類以上とも言われていますが、その特性として、熱に弱いことがあります。多くの風邪ウィルスは、33〜35℃ほどの少し低い温度で最も活発に増殖します。しかし体温が37℃以上になると、増殖のスピードが落ち、生存しにくくなりします。
つまり風邪をひいたとき、熱が上がるのは、自然な免疫作用の現れです。体温を上げることによって、風邪の原因となるウィルスをやっつけようとしているのです。
というわけで風邪を治すには、体温をあげるのが一番ですが、そんなとき昔は、たよりにされていたのが「葛ゆ」でした。
「葛ゆ」は、葛粉にお湯を注いだだけで作れる、とろみのある飲み物。これに甘みをつけて飲みます。
葛は、血流を良くして体を温める効果があるので、体の冷えからくる風邪を追い払うには、最適の飲み物です。また葛は良質なデンプンなので、体力が弱っているときの回復食にもなりました。
「医食同源」という言葉もありますが、葛は、古くからとてもたよりになる「食べ物=薬」だったのです。風邪にも、食欲がないときにも、薬にたよる前に、葛をもっと日常的に取り入れていきませんか。
葛ゆの作り方
簡単に作れます! 基本的な材料は葛粉、水(またはお湯)、甘味料だけ。
材料
- 本葛粉 大さじ1杯ほど。
- 水 1カップ(約150ml〜)
- 甘味料 小さじ1〜2ほどの砂糖。
よりヘルシーな飲み物にしたいときは、 黒砂糖、オーガニックココナッツシュガー、メイプルシロップ、あるいはハチミツなどがおすすめ。
作り方
- 1カップに葛粉と少量の水を入れ、スプーンでよく混ぜます。熱いお湯を注いだときにダマにならないように完全に溶かしましょう。
- 2残りの水(またはぬるま湯)を加え、湯煎などで少し温めます。とろみがつき、全体が透明になったら完成!
- 3甘みを加えて、熱いうちに飲みましょう。生姜の絞り汁を加えると、さらに体が温まります。
実は美容効果もパワフルな「葛の根」!

葛の根は、食べ物としてだけではなく、美容という面からも凄い効果があります。 葛の根を溶剤で抽出したエキスは、「葛根エキス」として化粧品にも使われていますが、本当に驚くほどの美容成分(ダイジン、ダイゼイン、各種ポリフェノールなど)が様々な実験で確認されています。
実験例葛根エキスの美白効果
被験者は3名。UVBの紫外線によってできたシミに、葛粉エキスを一日2回一か月間、被験者にぬってもらったところ、明らかにシミが薄くなったとことが確認されました。実験例葛根エキスの抗老化作用とコラーゲン増殖効果
2カ月間、20名の被験者への実験によって、小じわを目立たなくし、肌のハリをもたらすなどの効果があることが確認されています。
そのほか葛根エキスには、紫外線吸収効果も確認されているので、化粧品の下地として、日焼け止め製品に、メイク用品としても有効です。
「葛の花」の美容効果は?

毎年、冬の寒さがもっとも厳しいときに、「オーガニック生活便」では、「アルテ」の葛の
花ハーバルウォーターが登場します。
葛の根だけではなく、葛の花にも特有の美容効果があります。
葛の花は9月頃に、甘い香りの、赤と紫の妖艶な花を咲かせますが、それを摘み取って、約半年間、寝かせてから製品にしています。
葛の花には女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをするイソフラボンが含まれています。このイソフラボンは、肌にハリを与えるコラーゲンやヒアルロン酸の産出を活性化する働きがあります。とくに寒い時期には、肌は皮脂分泌が衰えて乾燥し、小じわが目立ってきますが、葛の花ハーバルウォーターは、皮脂分泌作用を促して乾燥を和らげてくれます。
そのほか葛の花には、天然の美白作用や紫外線によるダメージを和らげる働きも確認されています。
内側からも外からも葛パワーを使って、寒い季節も快適に過ごしましょう!























