心と体を軽やかにする瞑想タイム

心と体を軽やかにする瞑想タイム

ストレスを緩和する瞑想タイム

目に見えないストレス。

とくに現代は、時間に追われて誰もがストレスを抱えています。でも心に余裕がなくて、 ストレスを抱えていても、そのまま放置してしまうことも多いのではないでしょうか?

しかしストレスは心だけではなく体にも大きな負担を与えて、やがて目に見える形になるので放置は危険です。

ストレスによって自分でも気が付かないうちに呼吸が浅くなると、血行が悪くなり、顔色がくすみます。あるいは胃が痛くなったり、浄化をつかさどる内臓(腎臓や肝臓)にも負担をかけていたりします。さらに深刻な場合にはうつ病に陥ることも。

そんな今、欧米でも注目されているストレス解消法が瞑想です。

一日のどこかで瞑想タイムを設けることによって、忙しい感覚や緊張感が抑えられ、心に穏やかさをもたらすことができます。

短い時間の瞑想でもストレスが軽減される

瞑想というと、長い時間をイメージしがちですが、実は5分、10分でも十分効果があります。

心が落ち着かない、焦りや急ぐ気持ちのせいで何事もうまくいかない、ミスが多くなるなど、そんなときはぜひ瞑想タイムを作ってください。瞑想は疲れた心を落ち着かせ、元気を回復させることができます。

瞑想は、一日の間に何回かしても良いのですが、例えば、夜眠るときに5分だけの瞑想を習慣づけるだけでも心ばかりか体調も整ってきます。

自律神経をコントロールする「呼吸瞑想」

もっとも基本的な瞑想は「呼吸瞑想」です。

私たちが意識しなくても、24時間働いて生命活動を担っているのが、血流、呼吸、睡眠、ホルモン分泌などをつかさどる自律神経です。

自律神経にはアクセル役とブレーキ役の2種類があります。「緊張感や戦闘」モードに関わるアクセル役は交感神経で、呼吸が浅くなり、血管は収縮して血流が悪くなります。いっぽう「リラックス・睡眠」モードを担当するブレーキ役は副交感神経で、呼吸はゆっくりと深くなり、血管が拡張して血流も良くなるので、食べ物の消化も良くなります。

ただし呼吸だけは、無意識のうちに働く自律神経が担いながらも、いっぽうで意識することでコントロールできる唯一の身体機能です。

つまり呼吸は、自律神経と非自律神経の双方が関わっている特別な生命機能なのです。

「呼吸瞑想」は、そんな呼吸独自の働きを活用するもので、意識して、副交感神経優位の状態へと向かわせる方法なのです。

ストレスが大きいときは、気がつかないうちに呼吸が浅くなる交感神経優位の状態になっています。「呼吸瞑想」は、そんな交感神経優位の状態から、意識して「休息・回復」モードの副交感神経優位の状態へと導くのです。その結果、脈拍が緩やかになってリラックスし、血管が拡張して血流が良くなるので食欲増進、疲労回復、細胞の修復、免疫力向上などの効果がもたらされます。

具体的な呼吸瞑想の方法

呼吸瞑想はとてもシンプルです。自然な鼻呼吸の「吐く・吸う」感覚に意識を向けるだけです。その繰り返しのリズムの中で、しだいに心が安らぎ、軽くなっていくのです。

  1. 1胡坐で床に座るか、または椅子に座ります。背筋は呼吸が通りやすくするために自然に伸ばしてください。
  2. 2最初に大きく息を吐きだすことによって、次の呼吸が深くなります。数回、深呼吸をしていくうちに、体がリラックスしてきます。
  3. 3ゆっくりと自然な鼻呼吸を続けましょう。その際、空気が鼻孔を通って鼻の奥に吸い込まれ、その後、空気が吐き出されて鼻から出ていく様子にただ心を集中します。
  4. 4雑念が浮かんだら、鼻を通る空気が出入りするだけの様子に意識を戻しましょう。

呼吸瞑想に慣れてくると、雑踏の中、歩きながら、あるいは立ったまま、瞑想タイムを作り、意識的に気分を変えることも出来るようになります。

瞑想は、見えない心をいたわるセルフケア

休日など時間に余裕があるときには、部屋の雰囲気を整えて20分ほどの瞑想タイムをおすすめします。 その際、香りやお香、キャンドルなども活用すると、よりリラックスできる瞑想タイムになります。

  • 香り

    掃除が行き届いた部屋の中で、心を穏やかにしてくれる精油を使いましょう。例えばラベンダー油、スィートオレンジ油、イランイラン油、クラリセージ油、ローズ油などは、心を落ち着け、呼吸を深くしてくれる効果があります。これらの精油は、いずれも脳の中央にある松果体からリラックスホルモンである「メラトニン」の分泌を促すことも知られており、副交感神経優位へと導いてくれます。精油は、水を入れた小皿に2,3滴入れたり、アロマポットを使ってください。 あるいは、お香を使うのも良いでしょう。

  • キャンドル

    部屋を暗くして、キャンドルを灯し、かすかに揺れる炎に視線を集中します。雑念が生じにくくなり、副交感神経優位に導きやすくなります。

昔から瞑想には、香りや灯などが使われてきましたが、それは第一に瞑想の場を心地よくして空気を浄化できるからです。また自然な香りや灯には、呼吸をより緩やかに深くして、穏やかな心地へといざなってくれる効果があります。出来る限り、心をからっぽにして平和な静けさを楽しむ気持ちで、20分間過ごしてください。

瞑想タイムには時間や場所に決まりはありません。ストレスが大きいときには、1時間以上の瞑想タイムを試みてください。また森の中や青い海が輝く浜辺など、自然の美しさが満喫できる場所は、そこにいるだけで副交感神経優位になるので「瞑想」におすすめです。

瞑想タイムが終わった後は、心身をリラックスさせてくれるハーブティーを飲みましょう。

例えば、ローズティー、あるいはカモマイルやラベンダーなどのお茶を飲むと、さらに瞑想で得たリラックス感が持続します。

現代生活は目に見えないものを軽視しがちですが、瞑想は、目に見えない心をいたわるセルフケアなのです。

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