日差しの気になる季節 紫外線対策は天然100%のものを

日差しの気になる季節
紫外線対策は天然100%のものを

「紫外線吸収剤」は、肌トラブルの原因に

一般的にドラッグストアなどで売られているUVケア製品は、「紫外線吸収剤」が配合されています。「紫外線吸収剤」配合の日焼け止めは、使い心地のよさから人気ですが、実は肌荒れやアレルギーなど肌トラブルを引き起こす可能性があります。

「紫外線吸収剤」は、肌の上で化学反応を起こして紫外線を熱や赤外線などのエネルギーに変えて放出します。「紫外線吸収剤」が肌の表面で化学反応を起こした時に変化した物質が肌トラブルの原因になるのです。

代表的な紫外線吸収剤

  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
  • オクトクリレン
  • オキシベンゾン-3

UVケアは、天然成分100%のものを選びましょう!

そのほかUVクリームを選ぶ際に気をつけたいこととして、乳化剤として合成界面活性剤や合成防腐剤(パラベン、フェノキシエタノール)が使われているものは避けましょう。

合成界面活性剤は、たんぱく質変性作用があるため、肌バリアを壊しながら、肌の奥へと入ってしまいます。その際、合成防腐剤も一緒に肌の奥へと運び、毛細血管を通じて、体内に運ばれてしまいます。体内に合成成分が蓄積すると、素肌のくすみになるだけではなく、アレルギーやその他の様々な疾患の原因になります。

UVケア商品を選ぶときには、配合成分を確認して、まるごと天然成分100%の商品を選びましょう。

オーガニックUVケアの代表、天然ミネラル

UVケアの天然ミネラルといえば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウムなど。

そのような天然ミネラルは、肌への刺激が少なく、比較的安全だといえますが、配合量が高くなると、刺激になる場合もあります。また塗ったときに白くなるのが欠点。クリームやパウダーは、いきなり肌につけず、手のひらにとってよく馴染ませてから、肌に少しずつ塗り、馴染ませましょう。

UVコスメを選ぶときには、紫外線カット成分が自然のものであることに加えて、乳化成分や防腐剤も天然成分であるものをしっかり選んでください。ほとんどの合成成分は、太陽の光に当たると、肌を変性させ、くすみやシミの原因となります。そのため、ただSPFが高いという理由だけでUVクリームを選ぶことはおすすめできません。肌本来の健康をキープするために、天然成分100%であることを重要視して選んでください。

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植物の成分でUVケア

植物は動くことができないために絶えず紫外線にさらされています。そのため植物にも何らかの紫外線防御のための成分が含まれています。その中でも、特に紫外線に強い植物があります。

例えば、バラ、シコン(紫草の根)、ドクダミ、カミツレ、オウバクなど。これらの植物のエキスを使った化粧品は、SPFやPA値で表示されることはありませんが、昔からの実証で、紫外線を和らげることがわかっており、アフターサンケアとしても有効です。

またアルガンオイルやシアバターなどは、アフリカの強い陽ざしに対抗するため、紫外線に強い自然のUVケアとして人気がある植物オイルです。

肌が乾燥していると紫外線のダメージを受けやすいので、植物でUVケアをする場合は、乾燥を防ぐためにもバルサムやオイルなどがおすすめです。

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仕上げにパウダーをつけてUV効果UP!

UV効果をさらに高めるために、UVクリーム、バルサム、オイルの上に、パウダーをつけましょう。パウダーには、紫外線散乱効果があるので、つけることでさらに紫外線をカットすることができます。

とくに敏感肌の方は、酸化チタンなどを使っていないパウダーがおすすめです。

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シルクでUVケア

もともと蚕を守るのが繭の役目。繭から作ったシルクは、紫外線から肌を守ることも実験で証明されています。日焼けやシミの原因になるメラニンも抑制するので、美白効果も期待できます。 また紫外線などがコラーゲンを分解してしまうのを阻止する効果もあり、シワを作りにくくする働きもあります。

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海を守るためにも環境を守るためにも

2018年5月アメリカ・ハワイ州で、オキシベンゾンと、オクチノキサートが配合された日焼け止めの販売、配布を2021年1月1日以降禁止する法案が可決されました。

紫外線吸収剤オキシベンゾンやオクチノキサートを使用した日焼け止めを塗ったまま海に入ったり、洗い流した際に下水道を通過し海中に溶け出してしまうと、化学物質が水中に溶け、サンゴの生体に影響を与えてしまっている可能性がある。という研究が2015年に発表されています。

また、これらには環境ホルモンの疑いもあります。環境ホルモンは、体の代謝や成長、生殖になどに必要なホルモンの働きを狂わせてしまうホルモンのこと。

肌を守るためだけではなく、地球の環境や生態系を守るためにも安心安全な天然成分100%のUV対策をおすすめします。

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