オーガニック発酵食品で免疫力アップ！

新型コロナウィルスの感染拡大がおさまりません。こんなときは、本来自分が持っている免疫力を高めておくことが大切です。日本の伝統的な調味料は免疫力アップに大きな効果があります。

免疫細胞の６割は、腸内に！

最近、「免疫力アップ」という言葉をよく耳にするようになってきました。

そもそも免疫力って何でしょう？免疫力とは、体内に侵入した細菌やウィルスなどを常に監視して、撃退する自己防衛システムのことです。

私たちの体内にある様々な免疫細胞が、異物を発見すると連動してやっつけてくれています。

この免疫システムがなければ私たちはいつも何かしらの病気になってしまいます。

この大切な免疫細胞の６割は腸内にいると言われています。腸内の免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やすことです。そのために善玉菌のエサになる食べ物を積極的に摂ると免疫力がアップするというわけです。

日本の伝統的な発酵食品が善玉菌を増やす

善玉菌と言えば、乳酸菌が有名ですね。

乳酸菌といえば、まず最初にヨーグルトを思い浮べる人が多いと思います。

しかし、日本では昔から植物を発酵させた、発酵食品を食べ、そして発酵調味料を使ってきました。

例えば、味噌、醤油、酢、みりん、納豆、ぬか漬け、たくあん、鰹節、日本酒、焼酎　などなど。

これらは、乳酸菌の他、麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌などで発酵させたもので、昔から食べられていました。だからこそ日本人の体に合っているのです。

これらの発酵食品は、長い発酵期間をかけて造ります。その間に多種多様な善玉菌が発生し、それらの善玉菌が体の活動を円滑に促してくれます。

ただし、気をつけなければいけないのは、昔は各地方地方で伝統的に造られていた発酵食品ですが、現代では、その大半が工場で造られていることです。

工場で造られる、調味料類は短期間で安価に造ることを目的としており、さらに食品添加物を加えられたりするので、本物の発酵食品とは別のものです。免疫力のアップは期待できません。

調味料を選ぶときには、ぜひ本物の発酵調味料を選びましょう。

本物の調味料を選ぶには、必ずラベルを見ることです。

まず「ソルビン酸K」や「安息香酸Na」などの保存料やアミノ酸、カラメル色素などの食品添加物が使われていないかを確認しましょう。

しかし無添加でも、それが完全に安心できるとは限りません。原料が遺伝子組み換えの脱脂大豆であったり、ポストハーベスト農薬で汚染された輸入小麦であったりするものも多く出回っています。

調味料を選ぶときは、次のことをチェックしてください。

• 1. 食品添加物が使われていないもの。
• 2. 原料が遺伝子組み換えではないもの。
• 3. できるかぎり、有機栽培農作物を使ったもの。