
和の植物で、肌に優しいUV対策
シミの原因はUVクリームかも!?

日差しが強くなってくると、紫外線対策が気になってきます。
でもよくこんな声を聴きませんか?
「紫外線クリームをまめにつけなおしていたのに、シミになってしまった」。
何故?
多くのUVクリームの成分をチェックすると、そのシミは不思議なことではありません。
たとえばあるUVクリームの全成分を見てみましょう。
このUVクリームの場合、紫外線カット成分として「酸化亜鉛」が使われていますが、そのほかにいくつもの合成界面活性剤や合成ポリマー、そして合成防腐剤が使われています。
- 合成界面活性剤
ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸PEG-60グリセリル、ヤシ脂肪酸スクロース -
合成ポリマー
シクロペンタシロキサン、PEG-10ジメチコン、タクリル酸メチルクロスポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ハイドロゲンジメチコン、ポリソルベート60 - 合成防腐剤
メチルパラベン
紫外線クリームを塗っていても数多くの合成成分が配合されていれば、かえってそれがシミの原因になってしまいます。というのも、合成成分を肌に塗っているだけでも肌が酸化してしまいますが、そこに強い光が当たると、酸化の影響がさらに大きくなってしまいます。その結果、肌にくすみやシミとなって残ってしまうのです。
というわけで、合成成分が配合されたUVクリームは、かえって素肌にダメージを与えてしまうこととなります。
健康な素肌にとって紫外線は必要なもの

日焼け止めのコマーシャルなどで、「紫外線は怖いもの」と思い込んでいる人も多いようですが、実は、紫外線は私たちの体に必要不可欠なものです。
意外と知られていませんが、ビタミンDの80%から90%は、紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを生成します。いっぽう食品から摂れるにはわずか10%から20%程度。
紫外線を浴びることでビタミンDが不足すると、骨粗しょう症のリスクがあがり、さらに最近の研究でビタミンDは、免疫力を高め、肝臓がん、肺がん、乳がんなど様々な癌に対する予防効果があることも分かってきました。
つまり紫外線を怖がって過度に避けていると、健康を害してしまうことに。日差しの強さや季節、場所などによって違いますが、1日に15~20分程度、紫外線を浴びることが必要です。
肌は紫外線を防御する機能を備えている

もちろん長時間、強い紫外線に肌がさらされれば害は出てきますが、肌には、紫外線を和らげる仕組みを持っています。表皮の一番上にある角質層は、硬くなめらかな組織になっているので紫外線を跳ね返すことが出来ます。
さらにそのすぐ下の顆粒層には、ガラスのような粒子が含まれており、肌の表面を赤くする紫外線UVB波を反射して、紫外線が肌の奥に浸透することを防止してくれます。
また肌の奥の真皮に到達するUVA波に対しては、表皮の一番下にあるメラノサイトがメラニンを生成し肌を守ります。日に焼けると肌が黒くなるのはこのメラニンが肌の奥に入り込まないように守ってくれるからです。
肌は約1か月でターンオーバーするので、肌が黒くなっても次第にメラニン色素も剥がれ落ち、元の肌に戻ります。確かに屋外で1日中、日差しを浴びるような作業やレジャーなどでは紫外線の浴びすぎには注意する必要があるものの、普段の生活であれば紫外線を過度に怖がる必要はありません。
合成成分の日焼け止めクリーム類は、こうした肌が本来持っている紫外線から守る働きを壊してしまいます。配合されている合成界面活性剤や合成ポリマーが角質層を薄くし、さらにその奥にまでダメージをあたえてしまうからです。
日差しを和らげる和の植物

日常のUVケアには、肌に有害な紫外線吸収剤を使った日焼け止めなどを使うより、植物の力を利用した肌や体に優しい紫外線対策をおすすめします。
とくに日本では、昔から肌本来の白さを保つ植物がスキンケアとして使われてきました。
その代表が紫草の根、つまりシコン(紫根)です。オイルで抽出したシコンは、鮮やかな赤に発色します。江戸時代にはシコンは肌を修復する薬として、切り傷や火傷などの手当てにも使われていました。美容的には、保湿力が高く、美白作用があります。さらにシコンには、最近、紫外線を和らげる働きがあることも報告されました。また肌のターンオーバーを促進する働きによって、日焼けした肌を早く正常な肌に戻してくれます。
ドクダミもまた、「十薬」という別名があるほど、様々な薬効がある薬として使われてきた和の植物です。肌に対してはシミやくすみを予防し、肌を白く保つといわれています。
昔から「美人水」として愛されてきたへちま水。ビタミンCが豊富なうえに、皮膚細胞を活性化させる働きがあり、肌荒れや日焼けによるシミ、ソバカスを防ぎ、肌を整えてくれます。
ヨモギは、「ハーブの女王」とも呼ばれ、抗酸化力、保湿力が高く、肌の炎症を抑える働きもあります。
紫外線に負けない強い肌を育み、ターンオーバーを促す働きもあるので日焼けをしても早めにもとに戻してくれます。
表皮のキメが整った健康な肌であれば、それほど紫外線も怖がる必要はありません。
多少紫外線を浴びても、肌はターンオーバー作用によって元に戻ります。和の植物は、紫外線に強いな肌を育み、日差しを浴びた肌を、きちんと修復してくれます。
今年は、和の植物の力を使って紫外線対策をしてみませんか?
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