
発酵食品で夏バテ対策
オーガニック発酵食品で免疫力アップ!

今年の暑さは、昨年以上。体温を超える暑さになる地域も多く、そうなると体力が落ち、食欲も減退気味。
そうなるといっそう夏バテや熱中症の危険度も増します。
こんなときは、本来自分が持っている免疫力を高めておくことが必須です。とくに伝統的な発酵食品は「免疫力アップ」に大きな効果があります。
免疫細胞の6割は、腸内に!

そもそも免疫力って何でしょう? 免疫力とは、体内に侵入した細菌やウィルスなどを常に監視して、撃退する自己防衛システムのことです。
私たちの体内にある様々な免疫細胞が、異物を発見すると連動してやっつけてくれています。この免疫システムがなければ私たちはいつも何かしらの病気になってしまいます。この大切な免疫細胞の6割は腸内にいると言われています。つまり腸内の免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やすことですが、そのために発酵食品が役立つのです。
日本の伝統的な発酵食品が善玉菌を増やす

善玉菌と言えば、乳酸菌が有名ですね。乳酸菌といえば、まず最初にヨーグルトを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、日本では昔から植物を発酵させた発酵食品を食べ、そして発酵調味料を使ってきました。例えば、味噌、醤油、酢、みりん、納豆、ぬか漬け、たくあん、鰹節などなど。これらは、乳酸菌だけではなく、麹菌、酵母菌、酢酸菌、納豆菌など様々な菌で発酵させたものです。
これらの発酵食品は、長い発酵期間をかけて造ります。その間に多種多様な善玉菌が発生し、それらの善玉菌が体の活動を円滑に促してくれるのです。
昔の製造法とは異なる発酵食品はパワーがない

昔は各地方地方の家で伝統的に造られていた発酵食品ですが、現代では、その大半が工場で造られるようになりました。工場で造られる発酵食品は、「速醸法」と呼ばれる、効率のために短期間で造る製法になってしまうことがほとんど。
しかし短期間の発酵では、その食品に発生する発酵菌の種類も限られたものになってしまいます。免疫力の向上にとって、様々な多様な菌こそが役にたつことを考えると、「速醸法」の発酵食品では「免疫力アップ」はあまり期待できないかもしれません。
発酵食品の添加物に気をつけて

さらに最近の発酵食品には、数多くの食品添加物が加えられていたりするので、昔ながらの発酵食品とは別のものです。色素や香り、味にいたるまで食品添加物にたよっている、みかけだけの発酵食品では、免疫力アップどころか、かえって化学物質による体内汚染を招きます。
本物の発酵食品を選ぶには、必ずラベルを見ることです。まず「ソルビン酸K」や「安息香酸Na」などの保存料に注意。そのほかアミノ酸、カラメル色素、増粘剤、pH調整剤などの食品添加物が使われていないかを確認しましょう。
しかし無添加であっても、それで安心とは限りません。原料が遺伝子組み換えの脱脂大豆であったり、ポストハーベスト農薬で汚染された輸入小麦であったりするものも多く出回っています。
というわけで発酵食品を選ぶときは、次のことをチェックしてください。
- 1食品添加物が使われていないもの。
- 2原料が遺伝子組み換えではないもの。
- 3できるかぎり、有機栽培農作物を使ったもの。
- 4長期の発酵期間をかけたもの
「オーガニック生活便」では、食品添加物フリー、ノンGMO(遺伝子組み換えでない農作物)そして、有機栽培原料にこだわった発酵調味料を取り扱っています。