熟成・古式化粧水が、瑞々しい素肌を育む
「明(めい)」は、優雅な平安の王朝時代から伝わる日本古来の美容法に基づいて作られた化粧水です。
エビスグサ、トウキ、カンゾウ、ドクダミなど、選び抜かれた原料も、そして製造方法もまた、古式に従って作られており、素肌本来の美しさを保つ働きを活性化することを目指しています。
薬草植物の「草根木皮」を丸ごと煎じた液をガラス瓶に保存して、何年もの長い熟成期間をかけて作られています。
「時間は素晴らしいエネルギーなのです。何年も静かな場所で眠っている間に歳月のエネルギーを吸収して『いのち』を育てあげます」と、『漢萌』の開発者、三戸さんは言います。
『いのち』のある「明」は、防腐剤や化学物質を一切使わずに、ヴィンテージワインのように、年を追うごとに熟成されて、素肌の奥から潤う力を与える化粧水になります。
日本古来の自然美容法が息づく化粧水
『漢萌』では、ひとつの薬草植物には、4千を超える生薬成分が含まれていると考えています。それらの成分は、現代の化学でさえ生み出すことは不可能であり、まさに自然が生み出したものです。
長期間に渡って熟成させることにより、美肌を育む薬草成分が、歳月を重ねて複雑微妙な変化を経ながら、さらに肌に対する作用を高めていきます。その結果、薬草成分の粒子が細やかになり、抜群の浸透力のある化粧水へと変わります。
やさしく優雅な付け心地の化粧水「明」は、保湿剤にたよらなくても、素肌本来の潤いを取り戻してくれ、くすみのないしっとり肌へと導きます。
遥かな時を超えて蘇った化粧水「明」には、素肌本来の天然美をかけがえのないものとして尊ぶという古来の人々の自然美容法が息づいています。
商品番号:804163
手間を惜しまない古式製造法で作られる化粧水
古式製法に基づいて、『漢萌』の「明」は、「薬用植物を丸ごと煎じて、濾す」という作業の後、「熟成」に歳月をかけています。それは、化粧品に「熟成」という手法を取り入れることで、化学処理では生み出すことのできない作用を高めることができるからです。
植物本来の成分が壊れないように弱火で煎じて抽出した後、さらにガラス瓶の中で10年、15年と長い熟成期間をかけます。熟成によって育まれた薬用植物の繊細な『いのち』は、最終的に、一年のうちでもっとも寒さが厳しくなる「寒の季節」にろ過されます。その時期を選ぶのは、空気中に細菌が少なく、腐敗の要因を避けることができ、その結果、化粧水の透明度が増すからです。1滴1滴、ろ過されてできあがる化粧水「明」は、琥珀色の輝きを放ち、使う人の心にほっと灯をともすように喜びを与えます。
漢萌の三戸様より「明」についての以下のようなメッセージをいただきました。
「明」の歩み
昭和37年創業。美容料の初作は「漢邦ぬか袋」でした。同アイテムは試作を何度も何度も繰り返し、昭和42年にようやく現在の「漢邦ぬか袋」に近いものに仕上がりました。
それに続き化粧水製造への取り組みが始まりました。「漢邦ぬか袋」と同じく米糠、薬草を使っての化粧水造りの中で、とりわけ米糠の扱いには試行錯誤の毎日でした。
何とか製造工程のサイクルが整った頃社長から次の三題の要求が出されました。
- (1)煎じる
- 薬草の“いのち”を壊さぬようにゆっくりとコトコト煎じること。
- (2)絞った煎液の煮詰め時
- 煎液のアクは、香り(香は効なり)や変質等製品の良し悪しに深く関わるので細心の注意を払って徹底してアクを取り除くこと。特に油分の除去には薬草を煎じる際に使用した薬草染の古布が最適でした。
- (3)生産計画を立てる
- 出来上がった原料を10年以上蔵で寝かせて“いのち”を育み熟成したものを商品として出荷できるようにすること。
10年後、昭和52年商品名「リキッド」として売り出されました。
これが現在の「明」の始まりです。
その後「明」の原料造りは自然がまだ豊かで品質の高い原材料が手に入った昭和から平成10年近くまで造り、蔵入りをして熟成を重ねていましたが、平成30年9月「明」の原料はアイシス様に引き渡し、新たな蔵入りをいたしました。
アイシス様との継承プロジェクトが平成30年1月にスタートし、初研修は寒の内に「明」の原料を製品にするための大切な作業 ― 漢萌独自の“いのち”を生かした自然ろ過法でした。
自然ろ過法は、漢萌でその研究に最も歳月を費やした秘伝の方法。20年近くにわたり熟成を重ねて膨らんだ、自然の“いのち”を損なうことなく輝きのあるクリアな化粧水へと仕上げる寒仕事の技です。この技術は、現代科学に則った製造概念では考えが及ばない独自のノウハウ。不器用なまでも手間隙かけて育て上げる純粋な自然美容料である漢萌化粧水の製造には欠くことのできない唯一無二の方法であると自負しています。
リニューアルされた「明」は、例年になく厳寒であった今年1月の研修時に仕上がったものを詰めております。今後はアイシス様が毎年寒中に自然ろ過した芳醇な香りの化粧水「明」をお届けいたしますので、ご愛用くださいますようよろしくお願いいたします。
株式会社 漢萌
おすすめポイント
- 伝統的美容成分
- 長期熟成
- 潤い・保湿
- 肌再生力UP
商品番号:804163
内容量:80ml
全成分:水、エタノール(天然酒精)、コメヌカエキス、甘草エキス、オウバクエキス、ドクダミエキス、ケツメイシエキス、トウキエキス、レモンエキス
使用期限:開封前(3年)、開封後(1年位を目安にお使いください)
使用方法:
- 洗顔後、「古式化粧水 明(めい)」を4滴手のひらにとってやさしく、肌にゆっくりなでこんでください。スッと吸収されます。
洗顔後、最初に「コンディショニング美容水いぶき」をつけて肌を整えた後、「古式化粧水 明(めい)」をつけると肌がよりやさしく潤います。
※なでこむ時は、手のひらの全面が軽く肌にふれている状態でやさしくゆっくりなでこみます。パッティングは水分が蒸発して逃げるのでおすすめしません。 - 吸収されたら次に2回目を4滴肌に吸収させます。あとは肌の状態に合わせて吸収させる回数を増してください。
「古式化粧水 明(めい)」をつけた後、「紫草クリーム」を少量(通常米粒程度)とり、「古式化粧水 明(めい)」を1~2滴加えてまぜあわせ、やさしくおさえるようにつけます。肌が整いしっとりとなじみます。
コメヌカエキス「ヌカで肌を磨く」という言葉があったように、日本では昔から、美肌のビタミン類を多く含み、フィチン酸が肌の有害物質を吸収してくれるのでヌカ洗顔がすすめられてきました。透明感のある美肌を育みます。
- 甘草(カンゾウ)エキス
主要成分グリチルリチンは、アレルギー作用、炎症やかゆみを抑える作用があり現代の薬としても、火傷の治療などにも使われています。またフラボノイドも含まれ、合成された漂白剤にも劣らない美白作用があります。
- オウバクエキス
古くから生薬として、打ち身、捻挫のケアに使われてきました。オウバクの黄色い色は、抗酸化力の高いフラボノイドで、消炎、収れん、抗菌作用があります。強い日差しを浴びた肌のアフターサンケアにも適しています。
- ドクダミエキス
葉効果効能が多いことからジュウヤク(十薬)という別名があります。名前の通り、肌の毒素を排出する作用があり、ニキビや吹き出物を改善し、シミやくすみを淡くする美白作用もあります。
- エビスグサ種子エキス(ケツメイシ)
エビスグサの種子の生薬名がケツメイシです。日本では民間薬や健康食品に使われています。肌を浄化して透明感を与えてくれます。
- トウキエキス
セリ科の多年草です。主に漢方薬に用いられています。抗炎症、沈静作用があり、エキスに含まれるフタリド誘導体のリグスリチドは美白成分として知られています。また、保湿や血行促進作用もあります。
漢萌について
『漢萌』は、天然の草根木皮を丸ごと原料に、自然のバランスをそのまま活かした自然化粧品を提供し続けています。古式の美容料研究家である創業者が、昭和22年から、平安時代の代表的な医学書「医心方」をはじめとする古伝を紐解いていったことが『漢萌』の始まりです。古伝の医学書研究を進め、独自の美容理論に基づく古漢方美容料をよみがえらせてきました。 植物エキスは化学溶媒で抽出せず、すべて水抽出かまたは水蒸気蒸留法で、手作業で時間をかけて熟成発酵させています。
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