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2014年4月11日up

アイシス・ウィーン支部より第3回の記事が届きました。

ドイツも2022年を目指して原発停止を決定。

原発なしでもオーストリアは余剰エネルギーがある。

豊かな水資源を活用して、60%以上もの電力をまかなっている。

核廃棄物問題は、たとえ事故が起きなかったとしても、 原発発電所を使い続ける限り、避けることができない負担となるのですね。
(アイシス編集部・編集長水上洋子)

オーストリア国民の賢明な選択

原発はなくても、余剰電気があるほどのエネルギーを発電

2011年3月の福島第一原子力発電所事故をきっかけに、ドイツでも脱原発の動きが始まり、既にいくつかの原子力発電所が停止しました。しかしながら、ドイツの人口は多く、それを補うだけの水力発電や風力発電など自然エネルギー発電が不足しているため、電気料が高騰しているのが現状です。

いっぽうオーストリアは、原発を使わなくても、余剰電気が出るほどのエネルギーがあります。(すごい!!)とくに豊富な水を活用して、水力発電により国民の電気使用の約60%をまかなっています。自然エネルギーによる発電所がきちんと整っていれば、原子力発電所がなくても、住民が必要な電気と、更には余剰電気をも発電できるのですね。

オーストリアでは、その他、風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能な自然エネルギーも活用されています。
日本も水、森林、海の潮流など、自然が豊かな国なので、ぜひもっと自然エネルギーを活用したいものですね。

核廃棄物問題がないオーストリア

ドイツでは脱原発を決めたものの、現在、問題となっているのは核廃棄物の処理についてです。科学者も安全性がわかっていないにもかかわらず、人間が住んでいないアフリカの地中深くに埋めるという案が出ていてデモンストレーションがされているそうです。これでは、まさに本末転倒ですね。人間だけでなく環境にも悪影響があるからこそ脱原発にするべきであるのに、人間がいないからと原生のままの貴重な自然や野生動物達がいる場所に危険物を捨てるとは、あまりにも無責任すぎて言葉がありません。

脱原発が決まったからと安心せず、その後も政府も科学者も市民も、もっと安全意識を持って核廃棄物の行方をきちんと見守って行かなければいけないと感じる事実でした。

ドイツの例のように脱原発を決めても、それまで出てきた核廃棄物をどこにするかが問題になりますし、ましてや原発を使っている限り、たとえ事故がなくても核廃棄物は増え続けていきます。

今、スイス、フランス、イギリス、スウェーデンなどヨーロッパ中のどこの国でも同じように核廃棄物問を抱えており、廃棄場所予定地の反対運動や、莫大な費用がかかる廃棄施設などで対策に苦慮しており、今後、ますます大きな負担となってくることが見えてきています。
その点、早くも36年前、国民投票によって、原発エネルギーを使わないことを決めたオーストリアには核廃棄物処理問題はありません。核廃棄物処理問題がないということは、安全はもちろんのこと、経済的に見ても、国民の選択がたいへん賢明なものであったことを示しています。


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