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安全な化粧品を選ぶ-2

ユーザーの真実を知ろうとする努力が、本当に安全な化粧品を作りだすのです。
化粧品は、全成分表示の義務があること、知ってますか?2001年4月から化粧品は全成分表示になりました
中身がみえなかった化粧品

80年代から欧米諸国では化粧品に使われている成分をオープンにするようになり、とくにアメリカが先頭に立ってこれらを進めてきました。この流れをうけて、日本でも2001年4月から全成分表示が始まりました。全成分表示とは化粧品に含まれるすべての成分を配合の多い順に表示することを義務づけるという法律です。これによってようやく私たちも、お店で成分を確かめてから化粧品を買うことができるようになりました。

化粧品の成分は今まで「企業秘密」の名のもとに明かされず、102種類の旧表示指定成分しか確認できなかったわけですから、それまで女性たちはパッケージやボトル、使い心地などのムードを基準に化粧品を選ぶしかなかったわけです。ですから、全成分表示になり以前に比べて大きく前進したといえるでしょう。

しっかり成分をチェックして買える時代に

しかし、化粧品が全成分表示になったことで、それまで表示が義務づけられていた危険な成分(旧表示指定成分)が有効な成分と入り交じって表記されるようになり、チェックしたい危険成分が見えにくくなってしまったのが心配です。この旧表示指定成分とは、化粧品や医薬部外品に使われる成分のうち、過去にアレルギーを起こした成分として薬事法で指定された成分のことで、化粧品によって起こるアレルギー症状やトラブルを未然に防ぐ手がかりとなっていたのです。

また、見慣れないアルファベットやカタカナで、ずらりと記載された成分を見て、どのような用途のために使われ、どのような効果を与えてくれるのか、毒性があるのかなどを理解するのは、そう簡単ではありません。たとえ肌によいとされる成分であっても、人によっては肌に悪い反応が出ることもありますから、表示成分を見ながら自分の肌に合った成分を知ることも必要です。

とはいえ化粧品の成分が隠されていた時代よりも、全成分表示になった今のほうがずっといいのです。化粧品によるトラブルから肌を守り、本当の美しさを手に入れるためにも、今から化粧品の成分についての基礎知識を学んでおく必要がありそうです。

素肌が楽に呼吸できるメイク用品を選びたい

成分が見えない、医薬部外品になっているコスメ

UVケアやフェイスクリームなど、「医薬部外品」と表示された化粧品を見て、「普通の化粧品より効果がありそう」と思わず手を伸ばしてしまうことはありませんか。

医薬部外品と表示されていると、素肌にとって効果の高い成分が入っていると勘違いしがちですが、じつは配合成分の効果が承認されているだけで、そうとは限らないのです。医薬部外品とは「薬効成分が入っているが量は少ないので効果や副作用もおだやか」という、医薬品と化粧品の中間のものといえます。

危険性の高い化粧品も、医薬部外品として承認されてしまえば、全成分を表示する必要がなくなるので、ユーザーは注意しなければいけません。全成分表示が義務づけられたとき、一分のメーカーの化粧品は医薬部外品の登録をして表示することを避けたりしています。ユーザーとしては、「中身がわからないものは使わない」という姿勢をメーカーに伝える必要がありそうです。実際、医薬部外品を使って起きる肌トラブルは、表示されていない成分が原因とも考えられます。