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安全な化粧品を選ぶ-7

ユーザーの真実を知ろうとする努力が、本当に安全な化粧品を作りだすのです。
素肌が楽に呼吸できるメイク用品を選びたい石油由来のタール系色素が肌トラブルの原因になる
石油化学が機能性を高めたメイク用品

メイクの効用は、女性の気持ちを前向きにすること。でもそのメイクが、素肌にダメージを与えているとしたら…。

残念ながら、今のメイク用品は、発色やのびの良さという機能性ばかりが追求され、素肌の健康を考慮していないものが多いのは事実です。

そのメイク用品の機能性を飛躍的に高めたのも、やはり石油化学の恩恵?!なのです。石油化学は、ありとあらゆる色素を自在にし、しかも退色しないものを作り出しました。つきやのびのよさは、合成界面活性剤によるものであり、カバー力は、プラスチックとあまり変わらないものだからこそと知ったらどうでしょうか。

何時間もつけたままのメイク。言い換えれば、素肌に負担をかける化学成分でぴったりと覆ってしまうわけですから、トラブルが出てこないのが不思議なのです。

合成界面活性剤はメイク用品にも

化粧品のつきやのびをよくするためには、やはり合成界面活性剤が欠かせません。メイクを落とすクレンジングにも合成界面活性剤が使われています。ところが合成界面活性剤は皮脂を取り去り肌に浸透して、その機能を破壊しているのです。肌から体内に入った合成界面活性剤は、体液に混じってからだ中をめぐっています。

メイク化粧品でよく見かける合成界面活性剤では、「PEG(ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル)」とトリエタノールアミンが発ガン性を指摘されています。プロピレングリコールは血液に溶ける性質があり、肝臓や腎臓、脳への影響があるほか、染色体に異常を起こすとも報告されています。最近ではクレンジングに使われたオレス系合成界面活性剤(ポリオキシエチレンオレイルエーテル、オレス-○○、○○E.O.)による角膜損傷などの目への被害が、週刊誌やテレビで報道されました。

色素沈着や発ガン性など、問題の多いタール系色素

石油由来のタール色素とは、全成分表示の最後のほうに書かれている「○色○号」というものです。タール色素はその化学構造から、多くに発ガン性や奇形を引きおこす可能性が疑われています。とくに赤色2号、102号、202号に代表されるアゾ色素は黒皮症の原因といわれ、赤色3号、だいだい色201号、黄色201号などのキサンチン色素は光によって毒性が現れます。

タール色素は色が重要なメイク用化粧品には必ずといっていいほど使われています。とりわけ皮膚が薄い目の周りに使うアイメイク製品や、口から体内に入る可能性が高いリップメイク製品にタール色素が入っているということは非常に怖いことです。

“食品添加物として認可されているものを使っていたり、使用量を制限しているので安全”といわれても、毎日のようにメイクすることを考えると、実際は相当な量を使っています。メイク用品を使っているうちにだんだん眉が薄くなる、唇の元の赤みがあせてゆく、ほおが黒ずむ、目がかゆくなるといった話は多いのです。

素肌が楽に呼吸できるメイク用品を選びたい