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安全な化粧品を選ぶ-6

ユーザーの真実を知ろうとする努力が、本当に安全な化粧品を作りだすのです。
クリームを使えば使うほど乾燥肌になってしまうのはなぜ?クリームの乳化剤にも、皮膚のバリアを壊す合成界面活性剤が使われています
クリームの乳化に使われる合成界面活性剤

しっとりと水分を含んだみずみずしい肌は、誰もが憧れる理想の肌ですね。ですが、最近では夏も冬もエアコンのきいた中で一日中生活している私たちの肌は、常に乾燥している状態といえるでしょう。

そこで、乳液などのクリームをつけて肌に膜をつくり、水分が蒸発するのを防ごうとするのですが、化学成分で作られたクリームを使った場合、乳化に使われる合成界面活性剤が、肌のバリア機能を壊してしまうため、クリームを塗っても塗っても、肌が乾燥してしまうといった悪循環が起きてしまうのです。

そもそも、なぜ界面活性剤を使わなければいけないのでしょうか。クリームは、油分と水分をバランスよく合わせて作られたものです。ですが、本来、水と油は分離してしまうものなので、乳化することが必要になります。そこで使われるのが界面活性剤というわけです。界面活性剤を使った製品は化粧品に限らず、合成洗剤、シャンプー、マーガリン、マヨネーズなど多岐にわたります。

化粧品のクリームや乳液に多く使われている合成界面活性剤は、表皮のバリア層を壊すため、皮膚のうるおいや保護作用が失われてしまいます。その結果、アレルギーを引き起こしたり、発ガン性の懸念のあるタール色素や防腐剤など危険な成分を体内へ入れることになります。肌にクリームをつけた瞬間は、しっとりとした感触なので満足していても、それは気分的な問題です。それは肌が本来求めている自然なうるおいとはかけ離れているということを、しっかりと認識しなければいけません。

天然の乳化剤、せっけん、大豆レシチン

では、安全な乳化剤はどのようなものなのでしょうか。

たとえば、食品では安全な植物性の乳化剤として大豆レシチンがあります。合成界面活性剤よりははるかに安全といえるでしょう。大豆レシチンは肌に抵抗なくスッとなじむのでおすすめしたい成分です。

そのほかに私たちにとってなじみのある天然の乳化剤があります。それは、せっけんです。せっけんには天然の界面活性剤の働きがあり、乳化剤の役割を果たしてくれます。せっけんは肌に安全ですし、洗い流しても自然と分解するので、環境にもやさしいのです。

また、ヨーロッパでは比較的安心して使える乳化剤としてラノリンが使われています。これは日本では旧表示指定成分に入っていましたが、抽出するときの溶剤がアレルギーになっているという説もあります。

このように、化粧品を選ぶときには、できるだけ植物性のレシチンやせっけんなどを乳化剤に使ったものを選ぶようにしましょう。もちろんオイルの原料にもこだわってください。肌になじみやすくスキンケア効果の高い椿油、オリーブ油、皮膚の再生を促すアボカド油などがよいでしょう。

素肌が楽に呼吸できるメイク用品を選びたい

乳化剤のラベル表記

クリームに使われる界面活性剤ですが、合成のものによるトラブルが多く、気をつけたい成分の代表格です。化学式のような複雑な名前には要注意。これは化学合成成分であり、長い歴史の中で使われたことがない危険な成分であることを示しています。これでは、あなたの素肌が実験台になるようなものです。

そうなる前に化粧品のラベルをしっかり見て、せっけん素地やレシチンなどの天然の界面活性剤を使った製品を選びましょう。

クリームに使われる合成界面活性剤

○○グルタミン酸Na、
ラウレス○○○、
パレス○○○、
クオタニウム○○○、
ポリソルベート○○○、
PEG○○○