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Vol.3 肌荒れの原因は洗顔かも

本物のオーガニック・コスメの選び方
第3回目 素肌にも環境にもやさしい化粧品選びについて

Vol.3 肌荒れの原因は洗顔かも -毎日使う洗顔料は、せっけんやクレイなど天然の洗浄成分で-


FACIAL CLEANSING

合成界面活性剤の入っている洗顔料は大丈夫?

洗顔料にはクリーム系、フォーム系、ジェル系などさまざまな種類があり、「つっぱらない」、「しっとり感がある」など使い心地が工夫されています。使い心地がいいと肌にやさしいように感じますが、それらには問題のある合成界面活性剤が必ずといっていいほど含まれています。

合成界面活性剤は、そのままでは混ざらない水と油を混ぜ合わせるために使われます。洗顔料の洗浄成分にはその性質が利用されています。しかし、合成界面活性剤は、私たちのからだを保護している大事な皮膚のバリアをじょじょに壊しまうのです。バリアが壊れれば皮膚の脂が流れ出し、皮膚組織の水分が外へ出て行ってしまいます。これが乾燥肌の一番の原因です。

また皮膚のバリアが壊れることで、体内へ異物の侵入を容易にしてしまいます。これは化粧品に含まれる有効成分のみならず、防腐剤などの危険な成分も一緒に入り込んでしまうということです。

洗顔は美しい素肌を守るためのもっとも基本となるものです。洗顔料の良し悪しは、使い心地や洗い上がりの感覚だけで決めることはできません。洗顔料はラベルをみて合成界面活性剤の入っていない安心できるものを選びましょう。

美しさの基本となる素肌の洗浄は天然の成分の力で

洗浄成分として、より肌にやさしいのがせっけんです。せっけんは油脂とアルカリからできる天然の界面活性剤。ノーメイクやナチュラルメイクの洗顔はせっけんひとつで十分です。

しっかりメイクを落とす場合は、椿油やひまわり油などの植物オイルか、天然成分を原料としたクリームで肌から浮かせた汚れを拭き取った後、せっけんで洗い流します。

ほかにも天然の洗浄成分としてクレイ(粘土)があり、これはせっけんが苦手な方にもおすすめです。また米ぬかやあずき粉は伝統的な和の洗浄成分で、洗った肌を柔らかくしっとりとさせます。


選び方のチェックポイント

 ・合成界面活性剤が入っている洗顔料(洗顔・メイク落とし)は使わない
 ・合成香料や防腐剤、合成色素など不使用のものを
 ・せっけんのほか、クレイ、米ぬか、あずき粉も天然の洗浄成分です



洗顔料に含まれる合成界面活性剤をチェック!


問題となるチェックしたい成分

 ・ラウリル硫酸Na
 ・ステアリン酸グリセリル
 ・PEG-60水添ヒマシ油


やさしく安心な天然の成分

 ・せっけん素地
 ・オレイン酸K(またはNa)
 ・パルミチン酸K(またはNa)
 ・ヤシ油脂肪酸K(またはNa)