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Vol.11 ハンドクリームを塗っても手が荒れるのは?

本物のオーガニック・コスメの選び方 第11回
素肌にも環境にもやさしい化粧品選びについて

Vol.11 ハンドクリームを塗っても手が荒れるのは? -手をきれいに保つために、植物パワーを活用しましょう-


HAND CREAM

ハンドクリームの化学成分が手荒れをひどくさせる

最近は冬でなくても湿疹やひび割れなどの手荒れに悩む人が増えています。何とかしたいとハンドクリームをこまめに塗ってもなかなか治らない。なぜでしょう。

まず手荒れですが、元凶は台所で合成洗剤を使っていることです。合成洗剤の洗浄成分には合成界面活性剤が使用されていて、皮膚の表面を保護している皮脂をうばってバリアゾーンを壊してしまうためです。

一方ハンドクリームですが、実はこちらにも水分と油分を混ぜ合わせる乳化剤として合成界面活性剤が使われています。バリアが壊された肌は、一時は水やクリームが浸透してうるおったようにみえますが、結果的に皮膚の水分と脂を逃がしてしまいます。ハンドクリームを一生懸命塗っているのに、手荒れが改善しないどころかますますひどくなっていく理由は、そこにありそうです。

また、皮膚のバリアが壊れることで、防腐剤などほかの有害成分が皮膚の奥に入り込んでしまうことも非常に問題です。こうして有害成分が体内に蓄積されていくとさまざまな弊害が起こります。手荒れを改善するためには、とにかく合成洗剤をやめてせっけんに替えることが先決。そして天然成分で乳化したハンドクリームを選ぶことが必要です。

自然界にも天然の乳化剤はたくさんある

天然の乳化剤は数多くあります。
ミツバチの巣から採れるミツロウやカルナウバヤシから採れるカルナウバロウなどの天然ワックス(ロウ)も天然の乳化剤ですし、大豆レシチンや、羊の毛からとったウールワックスなどそうです。

すでに5000年もの歴史があるせっけんもまた乳化剤になります。せっけんは天然の界面活性作用で台所洗剤や洗濯洗剤になるばかりでなく、クリームの乳化剤にもなります。間違って食べてもからだに害はありませんし、水道に流しても環境中で自然に分解されるので非常に安心なすぐれた成分なのです。


選び方のチェックポイント

 ・乳化剤に合成界面活性剤を使っているものはさける
 ・せっけんやミツロウ、レシチンなど、天然の乳化剤を使ったものを
 ・ベースになる油分は、鉱物油ではなく、植物油のものを



ハンドクリームに含まれる合成界面活性剤をチェック!


問題となるチェックしたい成分

 ・ステアリン酸グリコール(PE)
 ・ステアリン酸PEG~
 ・ポリソルベート~


やさしく安心な天然の成分

 ・ミツロウ
 ・カルナウバロウ
 ・レシチン
 ・ウールワックス
 ・せっけん素地